2010年5万名会員をやりきろう!「2009組織問題全国交流会」

組織率10%めざす

 中同協第1回常任幹事会が8月26日、東京・アルカディア市ヶ谷で開かれ、38同友会・中同協から82名が参加。7月に東京で行われた全国総会のまとめや、来年2月に京都で開かれる中小企業問題全国研究集会の開催概要などを確認しました。

 つづいて、翌27日にかけて「2009組織問題全国交流会」が同じ場所で開かれ、39同友会と中同協から127名が参加しました。

 組織問題全国交流会1日目は、北海道、福島、愛知、愛媛、熊本の5つの同友会による実践報告(北海道、福島の報告は9月5日号既報、愛知、愛媛、熊本の報告は8面に掲載)を受け、グループ討論。2日目は、広浜泰久・中同協幹事長による問題提起を受け、会員数規模別に分かれたグループで、2010年5万名をやりきり、企業と地域を元気にし、中小企業憲章制定をめざそうと、熱心な論議が行われました。(=写真)

 「増える組織、減らない組織、組織率10%目指し目標を明確に」をテーマに問題提起を行った広浜幹事長は、全国の事例をアンケートに基づき分析しながら、次のように話しました。

 「増えるための法則―(1)学べる組織づくり(2)受け入れる仲間意識づくりとその活動(3)代表役員と事務局による目標設定と取り組む構え、減らないための法則―(1)学べる組織づくり(2)受け入れる仲間意識づくりとその活動(3)地域での結びつき」と分析し、「各同友会での取り組みは各地域の特性とそれに合致した『地域に責任の持てる同友会づくり』を進めましょう。強み弱みを認識して、強みを伸ばし、弱みを無くす努力を各地の事例から学んでください。そして役員と事務局が、相互に最大限の力を発揮できる状態を作ることが最大の鍵」と提起しました。

 最後に、鋤柄修・中同協会長が、「人間切磋琢磨して競い合うことから力がつく。組織率10%に届いた支部は『中小企業家しんぶん』に載せて見える化を進めていきたい」とまとめました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 9月 15日号より