「僕らには夢見る力がある!電気自動車を作ろう!」~新潟同友会青年部会が県立テクノスクールと共同企画

デザインや用途に革命がおきる…電気自動車 優れたシステム・技術の結晶…エンジン自動車

 新潟同友会青年部会が新潟県立テクノスクール(新潟県が設置する職業能力開発校)新潟校と共同で、『僕らには夢見る力がある! 電気自動車をつくろう!』をテーマにした「自動車の基礎知識」の講座を企画。第1弾を2月26日、3月1日、3月8日の3回シリーズで開催しました。

 新潟県立テクノスクールでは、講義内容をカスタマイズできる在職者訓練制度があり、その制度を活用したものです。会員や会員企業の社員合わせて 20名が参加し、最後には修了証書まで授与され、学びの深い勉強会になりました。

 きっかけは、昨年10月、青年部会のメンバーが岩手同友会気仙支部の例会に参加し、(株)植松電機の植松社長(北海道同友会会員)の講演を聞いたこと。

 「僕らには夢見る力がある! 自分たちも何かやってみよう」という気運が高まりました。

 早速、翌11月の青年部幹事会で、「電気自動車をつくってみたい」と話が盛り上がりました。

 まずは「知ろう、学ぼう」ということで、共同求人活動の関連で信頼関係がある新潟県立テクノスクールに相談しました。校長先生や自動車整備課の先生と懇談し、「ぜひ電気自動車を勉強したいので協力してほしい」とお願いしたところ、快諾が得られ、今回の講座開催の運びとなりました。

 講座では、自動車の歴史から、エンジンの仕組み、電気系統、バッテリーとは、といった自動車の基礎知識を学びました。

 また、電気自動車とは、単にエンジンとガソリンがモーターとバッテリーに代わっただけではない、新たな可能性を秘めており、デザインや使用用途に革命がおきるのが電気自動車だということがわかってきました。一方で、エンジン自動車が優れた技術の結晶であり、本当に良く出来ているシステムであることが基礎講座の中でわかりました。

 新潟県立テクノスクールの先生方からも「今回、同友会さんからお話を頂き、電気自動車に焦点を当てながら、再度自動車について勉強させていただき、大変感謝します。これからも協力できることはぜひ協力したい」というありがたい言葉も頂きました。

 今回は座学が中心でしたが、4月以降に、実技を含めた講座を企画することになっています。

 近い将来、各都道府県に自動車メーカーができるといわれています。

 青年部では、新しい仕事づくりに向けて、新たな可能性に挑戦する活動がスタートしました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 3月 25日号より