とかち支部800社、函館支部600社達成~地域に根ざした活動に信頼と期待【北海道】

 北海道同友会のとかち支部が800社会員、函館支部が600社会員を相次いで達成。さらなる飛躍に向けた活動が始まっています。

年間650回のきめ細かい活動―とかち支部

 人口16万人の帯広市を中核とする人口約35万人の十勝地域を活動エリアとしているとかち支部は、3月31日に念願の800社会員を達成。2007年度の627社から5年連続の純増となり、組織率も15%となりました。

 この会員増の源泉は、7つの地区会や、8つの部会、11の委員会などによる、年間650回(2011年度)にのぼる、きめ細かい活動によるものです。「経営の勉強をするなら同友会」「後継者を勉強させたいなら同友会」「農商工連携で新商品・新サービス開発に取り組みたいなら同友会」など、37年間にわたる地域に密着した活動が信頼感となっています。

 また、近年は農業経営者の入会も相次いでおり、農業者会員が100社を超えるなど、会員増の原動力となっています。

高まる地域への影響力―函館支部

 人口28万人の函館市を中核とする人口約47万人の渡島・檜山地域を活動エリアとしている函館支部は、4月24日に開催した第41回定時総会で600社会員を達成。多くの来賓・会員が見守る中でくす玉が割られ、会場に大きな拍手が響き渡りました。

 2007年度の425社から5年連続の純増で、09年からは約120社の増と大躍進。その源泉は大きく3つにまとめられます。(1)組織・企画委員長を務めた松前商店の松前社長、石川青果の石川社長、キョーツーの藤山社長のリーダーシップと情熱。(2)「はこだてフードフェスタ」に代表される地域に根ざした活動を行ってきたことへの信頼と期待。(3)40年間の学び合い活動への評価。

 組織率も8・5%となり、地域に対する影響力もさらに大きくなっています。高橋新支部長は「組織が大きくなった今こそ、同友会理念に立ち返った活動を追及していこう」と呼びかけています。

「中小企業家しんぶん」 2012年 5月 25日号より