同友会のリーダーとは何か~第19回中同協役員研修会に100名が参加

 10月11~12日にメルパルク名古屋にて、第19回中同協役員研修会が開かれ、11同友会及び中同協より100名が参加しました。

 1日目は、宮崎由至中同協副会長より、「同友会は運動体であって、運営をするところではない。なにより同友会は学び方を学ぶ場所。報告を自身の経営と結びつけ、同友会用語を使わず経営を語れるようになろう」と報告。

 2日目は、広浜泰久中同協幹事長が「『労使見解』から人間尊重だけを取り上げるのでなく、企業として人間性・科学性・社会性をもとに対応していくことが大切。これから憲章や条例を推進していく中で、成功事例をつくっていくのは私たち」と報告しました。

 次に、赤石義博中同協相談役幹事が、「同友会のリーダーとして言うべき時に言うべきことをしっかり言う。社長のための経営指針でなく『社員』のための経営指針をつくり、実践していかなければいけない」と報告。3者の報告を受け、参加者の感想として「わが同友会でも役員研修会を実施し、もっと多くの役員に学んでほしい」、「役員としてこれまで以上に、社内における同友会の学びの実践が求められる」などの意見がありました。

 最後に、杉浦三代枝愛知同友会会長が「愛知県にも中小企業振興基本条例ができました。地域の発展を中小企業の発展と結び付けて考え役員の方々が語り部となり、地域に同友会運動を推進してほしい」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 11月 5日号より