熊本、新潟が30周年記念事業

地域経済の力強い未来を切り拓こう!―熊本

 11月21日、熊本同友会では創立30周年記念事業として講演会並びに式典・祝賀会を開催しました。

 小屋松徹彦代表理事が、1982年に106名でスタートし、現在900名を超える会に成長できたことへの感謝を述べ、「今後、さらに同友会理念に基づいた企業経営を実践し熊本の経済発展に貢献していきたい」とあいさつ。

 記念講演は、坂本光司法政大学静岡キャンパス長が「日本でいちばん大切にしたい会社」をテーマに、「経営者の使命で、最も大切なのは社員とその家族の幸せで、企業経営はそれを実現するための活動と言っても過言ではない」など説得力ある講演に約500名の参加者は熱心に聞き入っていました。

 記念式典・祝賀会には来賓42名を含む約300名が参加。30周年記念DVDの上映後、松尾孝代表理事が、「30周年を第二創業期のスタートと位置づけ新しい熊本同友会を創っていこう」と力強くあいさつ。来賓を代表して蒲島郁夫熊本県知事、寺崎秀俊熊本市副市長が熊本同友会への期待を込めた祝辞を述べました。

 その後、創立30周年宣言文の披露、天草支部設立準備会報告、7・12熊本広域大水害見舞金贈呈式と続き、峯作二郎熊本労働局長が、「若者が未来を託せる企業づくりを期待します」と声高らかに乾杯の音頭を発声。参加者は交流を深めました。

最後に楠青剛青年部会長が、次の40年に向け更なる飛躍への決意を込めたあいさつを述べ閉会。熊本同友会の未来の躍進を確信できる1日となりました。

未来を引き寄せるために!~中小企業家の力と絆を結集しよう!―新潟

 新潟同友会創立30周年記念式典&中小企業経営フォーラム2012が創立記念日の11月20日、参加者が308名、過去最高会勢585名で開かれました。

 記念式典では、本間雅樹新潟同友会会長より「新潟同友会は1982年11月20日会員64名で創立。30年の時を経て過去最高会勢の585名となった。ご尽力いただいた先輩会員、全国同友会の皆さま方に感謝する。これから新潟同友会は中小企業家の力と絆を結集し、新潟を盛り上げていきたい」とあいさつ。来賓として森邦雄新潟県副知事、塚田桂祐新潟市副市長、赤石義博中同協相談役幹事から新潟同友会への期待を込めたあいさつがありました。その後15名の会員に「会歴20年表彰」が行われました。

 フォーラムでは、「今までの商習慣を打ち破るブランド戦略」をテーマに佐藤繊維(株)代表取締佐藤正樹氏より記念講演があり、その後、「経営者の責任」「経営理念の実践」「人を生かす経営の実践」「市場・顧客及び自社の理解と対応」「付加価値を高める」をテーマに5つの分科会に分かれ学び合いました。

 大懇親会では、設立を準備している佐渡支部準備会のメンバーとともに、来賓として参加した藤井裕士佐渡市総合政策監も登壇し、「佐渡支部の設立に全面的に協力する」とあいさつ。柴原佐渡準備会発起人会代表より「来春朱鷺(とき)が舞い、さくらの咲くころ佐渡支部を設立する。ぜひ佐渡にきていただきたい」とあいさつがありました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 12月 15日号より