内閣府などが共催でシンポ 女性の活躍推進を パネリストに平田・中同協事務局長

 11月25日、内閣府と女性団体BPW共催のシンポジウム「ポジティブ・アクションを理解し・行動するために」が、甲府商工会議所で開かれ、平田美穂・中同協事務局長がパネリストとして登壇しました。

 第一部基調講演は辻村みよ子・東北大学大学院教授が、「ポジティブ・アクションの意義」について紹介。先進国の事例から、日本における女性の活躍推進や男女格差解消へ向けた取り組みの必要性を強調しました。

 第2部パネルディスカッション「女性がトップになったなら」では、羽田真澄・山梨中央銀行東支店支店長、青島みどり・山梨県立宝石美術専門学校校長、3上明輝・内閣府男女共同参画局調査課長らとともに平田・中同協事務局長がパネリストとして登壇しました。

 平田氏は同友会の理念・活動や女性部、女性経営者の連携事業などを紹介し、従業員規模が小さい企業ほど、女性正社員1人当たりの子ども数が多いことや中小企業ほど仕事と育児の両立支援に関して、従業員の個別の事情に応じて柔軟に対応しているという統計も提示しました。

 また、子育て支援などの施策や次世代育成支援企業認定「くるみん」マークが、中小企業に対応していない部分があることを指摘しました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 1月 15日号より