安曇野支部(長野)

地域活性化の一翼を担える経営者集団へ

 4月23日、長野同友会9番目の支部として、安曇野支部が誕生しました。

 安曇野支部の主たる対象地域は、長野県中央部に位置する安曇野市、北安曇郡(池田町・松川村)、北西部の大町市。北アルプス山麓の豊富な湧水を利用したワサビを始め、米・果樹などの栽培も盛んで、田園風景が広がっています。工業出荷額、商業年間商品販売額も県内有数であり、農工商業のバランスが取れた地域です。

 昨年の8月以降は、新支部の母体である中信支部例会の会場を松本市から安曇野市に移動。安曇野・大北地域の経営者・後継者に同友会を広める環境を整え、会員間の結束を強めながら、仲間づくりを進めていきました。

 長野同友会第42回定時総会と同日開催となった設立総会には、全県下から総勢80名が駆け付け、新支部誕生を盛大に祝いました。

 設立総会では、初代支部長に選任された赤田弥寿文氏(赤田工業(株)代表取締役)より、「安曇野・大北地域経済活性化の一翼を担える経営者集団を目指して」をスローガンに、「例会の充実と活性化」「一層の仲間の輪の拡大」を柱とした活動方針が提案され、盛大な拍手で承認されました。

 記念講演会は、中同協副会長で岡山同友会相談役の土井章弘氏(一般財団法人操風会・岡山旭東病院院長)より、「経営指針をベースとした“人を生かす経営”」をテーマに講演。同友会で学び確立した経営指針の実践を通して、どのように地域密着オンリーワン病院を目指してきたのかなど、貴重な経営体験報告から学び合いました。

 記念式典・祝賀パーティーには、来賓として安曇野市の宮澤宗弘市長、池田町の勝山隆之町長、長野銀行の中條功頭取、松本信用金庫の田中鈴生理事長が出席。地域の中小企業・経営者、そして同友会に対する高い期待を込めたあいさつがありました。

 熱気溢れる雰囲気の中、設立総会当日には2名の新しい仲間が加わり、30名会員で力強くスタートを切りました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 5月 15日号より