自主的・主体的活動を【中四国ブロック代表者・支部長交流会】

中四国ブロック代表者・支部長交流会

 「中四国ブロック同友会代表者・支部長交流会」が6月19~20日に高知で開かれ、9同友会と中同協から65名が参加しました(=写真)。

 1日目は、中同協総会方針の特徴を平田中同協事務局長が報告し、「中小企業家エネルギー宣言案」が討議資料となっていることなどを紹介しました。

 次に「自主的・主体的活動とそれを支える組織づくり~同友会で役員は何を学ぶのか」をテーマに、加藤愛知同友会代表理事と内輪事務局長が報告しました。

 愛知同友会の地区の例会準備は、打ち合わせや案内作成などはすべて役員が行っています。また卒業資格の厳しい役員研修会や小グループ活動など役員養成や会員定着の仕組みがあり、リーダーの資質と連帯感をはぐくんでいることなどが内輪氏から報告されました。

 会としてめざしている「同友会らしい黒字企業」の実践として、加藤氏は「会社は必ずつぶれる、社員は必ずいなくなる」という自覚のもと市場創造を常に行うために外部環境の変化を共有することや雇用を守り人材育成を行うこと、「人の成長、企業の維持・発展には、愚直な努力のみ」と強調しました。

 2日目は「新しい仕事づくりに挑戦~あきらめない・もったいない精神で挑む」をテーマに、高知産材を使った木質バイオマスに取り組む、安岡高知同友会安芸支部長が報告。

 昨年3月に設立された安芸支部がすでに対企業組織率10%となる中、中小企業振興基本条例制定やエネルギーの地産地消に取り組み、強みを生かした地域づくりをすすめたいと報告。 まとめで川北・香川同友会代表理事は「同友会で学ぶと企業は良くなるということを役員が実践していこう」と呼びかけました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 7月 15日号より