秋田地区会(秋田) 県の中心から活動の発展を

秋田同友会

156名で秋田地区会が発足

秋田同友会が発足して10年目の10月16日、4番目の地区会として「秋田地区会」が156名の会員で誕生しました。

 当地区会は、秋田同友会発足時から活躍してきた地区で、県庁所在地の秋田市を中心とし、沿岸南部の由利本荘市、にかほ市も地区会の活動範囲となっています。

 以前から、例会や各委員会の活動が秋田地域を中心に行われている現状を踏まえて、地区会組織と、全県組織での活動を明確にしました。もっと深く地域の会員たちと関わり、活動をしていきたいとの思いで今年の3月から、地区会立ち上げの準備をしてきました。

『小グループ活動』を更に発展させよう!

 87名の参加者で迎えた設立総会の第1部では、これからの活動方針と、地区会を担う32名の地区幹事が承認されました。当地区会は唯一、「小グループ交流活動」が行われている地域であり、今後とも継続発展させ、仲間同志の結びつきを強めていくことを確認しました。

第2部の記念講演は、齊藤民一秋田同友会代表理事((株)三栄機械代表取締役社長)より「航空機産業に挑む、中小企業の心意気を語る~激変の時、今こそ同友会で学びあい伸びる企業をめざそう~」と題して講演。齊藤氏は多様化したこの時代に求められる事として「『社員一人ひとりが成長できる会社づくり』が、大事な事ではないか」と語り、経営理念に裏打ちされた社内での取り組みを熱く語りました。

 また、仕事づくりという事に関して、人々が快適に生きていくために、大企業が取り組まない中小企業だからこそできる隙間産業を掘り起こし、1社ではできない事を、企業間連携でビジネスにつなげていくことができれば、まだまだ市場の発掘は可能だと、今後の展望を語り地区会発足への弾みをつけました。

「よい会社」で、地域を発展

 懇親会では、設立総会で秋田地区会長に選任された武田亨氏(税理士法人RINGS代表社員)から「同友会の3つの目的にむかって、日々の例会や委員会活動で学び、それを自社に持ち帰り実践し、1社1社が『よい会社』に、そしてそのことで当地区会が『発展』していける、このような関係性を築いていきたい」とあいさつがあり盛大な拍手が送られ、今後への期待を寄せました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 11月 15日号より