外形標準課税の中小企業への適用拡大反対 なんに税金かけるの、社員の給与?【福岡】

全国の署名数は351,947筆(2015年3月10日現在)

福岡同友会

 福岡同友会では、昨年7月から「外形標準課税適用拡大など中小企業向けの増税に反対します」と署名運動をとりくんで来ました。2015年度は見送りになったことで、一定の安堵感がひろがり、10万名目標の署名が4万5000名で止まっていました。このままではいけないと、理事会で協議し、次年度は実施されないが、考え方そのものは残っており、従業員の給与などに課税するこの税制をなくそうと、(1)街頭署名を行い世論に訴えること、(2)全会員訪問を行い、会内で100%をめざすこと、を確認しました。

 早速3月1日に博多駅前で街頭署名を実施しました。

 午前中の雨があがり、冷え込み厳しい中、33 名の役員・会員・事務局員が参加。当初は遠慮がちだった参加者も、チラシを配り、マイクで訴え、急ぎ足の人に積極的に声をかけ、呼び止めました。署名に応じてくれた人から、「今の政策は大企業寄りだもんね、中小企業を元気づけないとね」の声や、中小企業の経営者らしき人からは「なんに税金かけるの、社員の給与、資本金。じゃ署名するよ、がんばってね」と励ます声、増税反対!のよびかけに通り過ぎようとした女性が、振り向いて立ち止り、家族の分まで書いてくれた場面もありました。

 当日署名数は274 名分でしたが、これからの運動を広げていく確信が持てた取り組みとなりました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 3月 15日号より