地域と人を大切にする経営実践に共感~連合との意見交換会【中同協】

連合との意見交換会

 4月21日、中同協は連合(日本労働組合総連合会)との意見交換会を東京で開催しました。昨年に続いて2回目で、中同協からは鋤柄会長をはじめ、中同協の役員・事務局、埼玉・東京・神奈川各同友会の役員など10名が出席。連合からは神津事務局長をはじめ副事務局長、各部門の局長など16名が出席しました。

 冒頭、それぞれの代表があいさつ。「個々の企業の課題、日本全体の課題を乗り越えていく上でも1つ1つの労使関係がしっかりしていることが最大の鍵」(神津事務局長)、「『労使見解』が発表されて40年。会員企業はこの精神を生かして社員を経営のパートナーと位置づけて取り組んでいる」(鋤柄会長)などと述べました。

 続いて連合からは今年の春闘の状況、労働法制の規制緩和などへの対応、男女平等参画の取り組みなどについて報告。中同協からは、賃上げ予定についての調査結果、「人を生かす経営」の理念や労働環境改善の取り組み、外形標準課税や雇用政策への対応などについて報告がありました。

 報告の後は、和やかな雰囲気の中、質疑応答や意見交換が行われました。中同協の出席者からは、それぞれの経営実践なども紹介され、地域や人を大切にする理念と実践に連合側から共感の声が聞かれました。

 最後に今後も継続的に意見交換の場を設けていくこと、各都道府県での交流も進めていくことが確認され閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 5月 15日号より