女性のエンパワーメントで、企業力と地域力をアップ!~グローバル・コンパクト研究センター主催公開研究会

国際的な基準で女性の活躍推進を自己評価

 6月12日にグローバル・コンパクト研究センターの主催で、中同協ほか後援の第2回「女性のエンパワーメントで、企業力と地域力をアップ!」公開研究会が開催されました。東京(文京区シビックセンター)を会場に、企業経営者、行政担当者など約80名の参加があり、中同協からは糸数中同協女性部連絡会代表、平田中同協事務局長、本多中同協事務局員が参加しました。

 世界や日本における女性の活躍推進の状況について紹介があった後、「国連女性のエンパワーメント原則(WEPs)」の推進状況が確認できるチェックシートを活用して自己評価が行われました。

 企業における女性の活躍推進と男女共同参画への取り組みを自己評価することによって今後の課題が明確になるとの声や、国際的な基準での評価のため日本国内では馴染みのない内容もあり、新しい視点への気づきにつながったなど活発な意見交換がなされました。

※国連女性のエンパワーメント原則(WEPs)とは(内閣府男女協同参画局HPより)

 企業がジェンダー平等と女性のエンパワーメントを経営の核に位置付けて自主的に取り組むことで、企業活動の活力と成長の促進を目指して、女性の経済的エンパワーメントを推進する国際的な原則として活用されることが期待されています。2010年3月に、国連と企業の自主的な盟約の枠組みである国連グローバル・コンパクト(GC)と国連婦人開発基金(UNIFEM)(現UN Women)が共同で作成した7原則です。

「中小企業家しんぶん」 2015年 8月 5日号より