【公平な税制をめざして】第2回 個人でみても~所得税も累進課税のはずなのに…

 累進課税とは「所得が増えるほど高い税率をかける」という考え方です。高所得者の所得への税率を高くし、低所得者の税率を低くすることで、富の再分配を端的に実現する税制です。アメリカの法人税率も累進課税になっています。

 しかし現在の日本の税制では、図のように所得1億円の税率26・5%がピークになっていて、それ以上に所得が上がると、実際の税負担率は下がるようになっています。

*リーフレットは福岡同友会ホームページ「同友会のお知らせ」からダウンロードください。
http://www.fukuoka.doyu

「中小企業家しんぶん」 2016年 8月 15日号より