2019年中同協50周年 会員数5万名達成へ~2016組織強化・広報・情報化全国交流会を開催

量と質をともに良くしていく同友会へ

 8月25~26日に東京で2016組織強化・広報・情報化全国交流会が開催され、34同友会と中同協から160名が参加しました。組織拡大に向けて、各同友会の課題を交流しました。

 最初に、主催者を代表して鋤柄修・中同協会長より「量と質をともに良くしていける同友会になってきました。各同友会で月2名、年間24名会員数を増やせば2019年に5万名を達成します。地域のためにともに仲間を増やしていきましょう」とあいさつがありました。

 1日目は「組織強化の課題」をテーマに行われ、まず広浜泰久・中同協幹事長から中同協設立50周年である2019年の会員数5万名達成に向けて愛知同友会の事例を紹介しながら報告しました。

 次に、純増率トップの鹿児島同友会から倉橋利一・鹿児島同友会理事・全研副実行委員長会員増強・参加動員担当より定期的なミニ例会での組織活性化と組織強化担当としてリーダーシップを発揮する重要性を報告。さらに、太田久年・埼玉同友会東彩地区会長から会員のいない空白地域に新支部を立ち上げ、例会参加率とグループ討論実施率を高め全員参加型の同友会に向けた実践報告を行いました。その後のグループ討論では、組織強化の課題を話し合いました。

 1日目の最後に、山城真一・中同協四国ブロック担当副会長は「(1)学びの根幹である例会の充実を図ること(2)事務局と役員のパートナーとしての関係構築(3)増やす努力と減らさない努力の両立」を5万名達成の課題としてまとめました。

 2日目は「広報・情報化の課題」として、最初に中村高明・中同協情報化推進本部長から「広報・情報化の活動で、組織強化と活性化を」をテーマに報告しました。報告の最後にはウェブ会議の全国的な活用について説明を行いました。

 次に、宇佐見孝・愛知同友会副代表理事・報道部長より愛知同友会の運営する会員サイト「あいどる」の活用による増強の取り組みや報道機関や行政などと信頼関係を構築し外部から同友会への評価を上げるなどの広報戦略が紹介されました。

 グループ討論は(1)広報・情報化と対外発信(2)会内広報・機関紙(3)組織強化・支部づくりにテーマを分けて討論。各自の現状と課題を持ちより、熱く話し合いが行われました。

 最後に、加藤昌之・中同協広報委員長は「現会勢4万5631名の1割の増加で5万名達成が実現します。われわれは経営者であり、同友会のリーダーとしてこの1割の増加に向けた目標を定め計画的に動き、実践をしていきましょう」と2日間をまとめ、閉会しました。

9月1日会勢過去最高を更新

 2016年9月1日の会員数は4万5631名と過去最高を更新しました。2016年4月1日の期首会勢を21の同友会が上回り、10同友会が過去最高を更新しました。

 この勢いを、各同友会での経営研究集会やフォーラムの成功と秋の仲間づくり大運動へとつなげていきましょう。

全国の会員数(2016年9月1日現在)

「中小企業家しんぶん」 2016年 9月 15日号より