【2016年度東京・大阪・福岡・沖縄IT部会交流会】IT企業の力で文化を守り地域を元気に

2016年度東京・大阪・福岡・沖縄IT部会交流会

 2016年度東京・大阪・福岡・沖縄IT部会交流会が、11月4~5日に沖縄県那覇市で開催され、68名が参加しました。各同友会のITに関わる部会・委員会の有志が集まり開催しています。

 冒頭、沖縄同友会eおきなわ部長の高橋庸正氏から熱烈な歓迎のあいさつがあり、記念講演では「小さな島の大きな文化」と題し、日頃から同友会大学で講演をしている神谷武史氏(八重瀬町職員)、屋嘉比(やかび)健作氏(八重瀬町職員)、横目大通氏(徳八流太鼓所属)が沖縄の歴史と文化を語りながら伝統芸能を披露しました。

 琉球古典音楽の成り立ちや、そこで使われる楽器の伝来などが詳しく話され、地域の中で息づく伝統芸能を将来に渡り引き継ぐことの重要性とともに生きることで精いっぱいで地域芸能の1つである獅子舞の後継者不足が深刻であることが知らされました。沖縄文化を継承するためにも地域に根差す中小企業が元気になることが求められます。

 その後、玉那覇(たまなは)靖氏(沖縄県商工労働部)より沖縄県の産業振興施策の現状と強化方向が紹介されました。

 次に、参加全企業から自身の事業とその強みについてプレゼンテーションが行われました。

 引き続き開催された懇親会では、東京・大阪・福岡・沖縄の活動報告が行われ東京同友会IT部会長の川端宏行氏から閉会のあいさつがあり、1日目が終了しました。

 2日目は、釣り、ゴルフ、那覇市内散策のグループに分かれそれぞれ親睦を深めました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 11月 25日号より