「未来を創造し魅力ある企業へ前進!」~ 第19回京都経営研究集会を開催

京都経営研究集会

 京都同友会では10月27日に第19回京都経営研究集会を開催し、会員、ゲストなど566名が参加しました。

 今回の研究集会は、「未来を創造し魅力ある企業へ前進!」というスローガンのもと、実践報告から自社の立ち位置が確認でき、自社の未来に向かってスタートが切れる実践的な気づきが得られるものをめざし、『企業変革支援プログラム』(以下プログラム)のカテゴリーに沿って6つの分科会を設定しました。

 例えば、「どうせ無理からの挑戦・付加価値とは人にあり」をテーマにした分科会では、カテゴリーⅢ.「人を生かす経営の実践」とⅤ.「付加価値を高める」をポイントに、「生き残りをかけた行動から見つけた、地域になくてはならない企業づくり」をテーマにした分科会では、カテゴリーⅣ.「市場・顧客及び自社の理解と対応状況」をポイントとしました。

 分科会の実践報告も全般的な報告ではなく、プログラムのカテゴリーの小項目に絞り込んだ報告です。「社員の自主性の発揮」のためにどんな仕組みをつくっているのか、「市場・顧客の変化と顧客ニーズの把握」をどのようにしているのかなど、ポイントを絞りました。さらに座長がその報告における企業変革のポイント、プログラムとの関連性などを解説し、グループ討論に入りました。

 参加者はグループ討論に入る前に、プログラム・ステップ1に基づいて自社の成熟度のレベルを自己診断します。それからグループ討論です。討論テーマは「自社の変革に取り組むべき課題とは」、討論のゴールは「レベルアップのための具体的方策、チャレンジ目標を明確にする」。参加者は事前に診断したレベルから、よりレベルアップするための課題、取り組み方針を検討し、その結果を決意とともに配布された資料に書きこみ発表しました。

 「よかった」だけでは終わらない、より実践的に、より具体的に、明日への一歩を踏み出せる研究集会をこれからもめざします。

「中小企業家しんぶん」 2016年 11月 25日号より