経営指針実践運動を広げるために【中同協第2回幹事会】

中同協第2回幹事会

 11月11日に東京で中同協第2回幹事会が開催され、42同友会122名が参加しました。

 冒頭で鋤柄修・中同協会長は「2015年にCOP21でパリ協定が採択され、温室効果ガスの削減が約束。エネルギーへの対応が国際的に変化しています。同友会としてエネルギーシフトの推進をお願いしたい」とあいさつしました。

 第1部では報告事項として、この間の各ブロック・専門委員会・連絡会の活動について報告。第2部の審議事項では、来年2月16~17日に鹿児島で開催される第47回中小企業問題全国研究集会の概要や4~9月期の収支決算などを確認しました。

 第3部「経営指針の実践企業を広げるために」では、12月発刊予定の『経営指針成文化と実践の手引き』の概要、特に実践のために10年ビジョンが加えられた点について玄地学・中同協経営労働委員会「経営指針作成の手引き」改訂プロジェクトリーダーより報告。中山英敬・経営労働委員長より全国の経営指針実践運動の現状と課題が問題提起され、グループ討論を行いました。

 最後に、広浜泰久・中同協幹事長が「吉田敬一・駒沢大学教授が同友会の三種の神器として、(1)同友会3つの目的、(2)「労使見解」、(3)経営指針を挙げられています。年末に発行される『経営指針成文化と実践の手引き』ができ、さらにレベルアップしていくと確信しています」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 12月 5日号より