歴史と理念を学び、運動のビジョンを描く―2016新事務局長研修会【中同協】

2016新事務局長研修会

 新事務局長研修交流会が2016年12月9日に京都で開催され、18同友会・中同協から23名が参加しました。

 同友会への地域からの期待が大きくなる中、2010年以降現在までの6年間で全国47同友会のうち、実に27同友会で事務局長が交代しています。そこで新事務局長を対象にあらためて同友会の歴史と理念を学び、同友会運動のさらなる発展に向け、事務局長としてビジョンを描くとはどういうことか、全国の事務局長が積極的に交流を図り、1人で悩まずに全国的な経験と教訓に学び、連携して、次代を担う決意を相互に確認することを目的に開催しました。

 「同友会の歴史と理念~運動のビジョンを描くということ」をテーマにこれからの同友会運動を担う事務局長への期待をこめて東京同友会専任理事の松林信介氏から問題提起がありました。

 松林氏は、同友会の前史の全日本中小工業協議会(全中協)から同友会設立にいたる草創期の役員の情熱と誇り、自主・民主の精神の成り立ち、「労使見解」がなぜ生まれたのかという見解に至る経緯について報告しました。その後グループ討論を行い、事務局長の役割や仕事をあらためて確認し実践することを誓い合いました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 1月 25日号より