情勢の本質をとらえ、展望を切り開こう―2016年度全国事務局長会議【中同協】

2016年度全国事務局長会議

 全国事務局長会議が2016年12月8~9日に京都市で開催され、44同友会・中同協から51名が参加しました。

 1日目は平田美穂・中同協事務局長から「今年度の運動の到達点と課題」について報告。続いて「事務局長の姿勢とありたい姿~同友会運動の歴史を引き継ぐ者として~」のテーマで一戸大佑・宮城同友会事務局長、豆腐谷栄二・中同協事務局次長(福島同友会参与)から実践報告、川畑義行・中同協事務局次長(福岡同友会専務理事)から問題提起がありました。

 報告と問題提起を受けてグループ討論を行い、事務局長の役割や今後の同友会運動の方向性などについて意見交換を行いました。

 2日目は、京都大学経済学研究科教授の岡田知弘氏を講師に迎え、「現在の社会情勢と同友会・事務局長への期待」について学びあいました。

 岡田氏は情勢を見る基本的視座とし、中小企業の見地から日本経済を展望することの意義を強調。グローバリズムと続発する災害の中で、中小企業とその中核的存在としての同友会、それを支える事務局の役割が一層重要になっている、と大きな期待を語りました。

 最後に2日間のまとめとして松井清充・中同協専務幹事が「目先に惑わされずに情勢の本質を見て、全国の教訓に学びながら新たな展望を切り開いていきましょう」と述べ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 1月 25日号より