創立30周年記念・第45回青全交を成功させ飛躍のバネに―新年賀詞交歓会開催【茨城】

 昨年創立30周年を迎え、本年9月には第45回青年経営者全国交流会(青全交)設営を担当する茨城同友会は、1月24日「2017年新年賀詞交歓会」を開催、会員、来賓90名が参加しました。

 第1部の冒頭に高谷豊代表理事は、「地域とともに歩む同友会をめざそう」とあいさつ。完成した『茨城同友会30周年記念誌』が紹介され、創立功労者である長岡徳樹元代表理事が代表して記念誌を受領しました。長岡氏からは昨年末逝去された創立者の青木征雄氏を偲びつつ「500名会員をめざそう」とのコメントがありました。

 次いで、記念講演会に移り、講師の(株)宮崎本店代表取締役、三重同友会理事相談役宮崎由至氏が「同友会で何をどう学ぶか」をテーマに講演しました。氏は「同友会はよい会社をつくる」目的が明確、「経営を学ぶ活動」こそ最重点におかねばならないと強調。今の時代は経営者の決意が求められており、戦略と戦術の区別を明確にし、価格決定権のもてる企業づくりをめざし、そのためにも同友会での真剣な学び合いを呼びかけました。

 第2部賀詞交歓会では来賓を代表し茨城県商工労働観光部長鈴木克典氏が県経済発展に寄与する同友会活動への期待を述べました。祝宴の中途で参加された水戸市長高橋靖氏からもお祝いのメッセージがあり、舞台では恒例の6支部からの決意表明が次々と展開、青全交実行委員会からの力強い参加訴えもあり、会場を湧かせました。中締めに立った中同協顧問国吉昌晴氏は、30周年を迎えた茨城同友会設立初期の苦労にもふれながら、9月に迎える第45回青全交を全会員一丸となって成功させ次の発展につなぐことへの期待を述べ閉会としました。

茨城同友会30周年 記念誌「歩み」発刊

 茨城同友会は創立30周年記念誌「歩み」を発刊しました。高谷代表理事あいさつ、橋本県知事、高橋水戸市長、鋤柄中同協会長、国吉同顧問からの祝辞に続き、30年会員である森、長岡元代表理事が会の生い立ちを語り、創立以来の足跡をグラビア風に紹介。6支部の支部長が抱負を語り、「35年ビジョン」、組織図、会員企業も掲載され、会の現状を知ることができます。

 A4判、総カラー、40ページ。お問い合わせは、茨城同友会事務局TEL:029―243―8230まで。

「中小企業家しんぶん」 2017年 2月 15日号より