総会議案を企業経営に生かそう【中同協第4回幹事会】

 3月10日に東京で中同協第4回幹事会が開催され、43同友会・中同協から104名が参加しました。冒頭に鋤柄修・中同協会長が「福島同友会創立40周年記念大会に参加し、福島は東日本大震災からの復興という大きな課題の中、2000名へ会員を拡大しています。その経営にかける生き様が記録集『逆境を乗り越える福島の中小企業家たちの軌跡』(福島同友会刊)につまっています。ぜひ活用を」とあいさつしました。

 第一部では、第3回幹事会以降の経過や委員会の概要を報告。正副会長会議では、来年度の「組織強化・広報・情報化全国交流会」を「組織強化・会員増強全国交流会」に変更し中同協50周年(2019年)5万名達成に向けた契機とすることが提案され、承認しました。

 第2部では、第20回女性経営者全国交流会(富山)や中同協第49回定時総会(愛知)、第45回青年経営者全国交流会(茨城)の概要を承認。また、新入会員を対象とした経営者の基礎力強化に向けた発行物の検討や中同協役員のあり方、中同協50周年記念事業についてなどの報告・提案があり、承認されました。

 第3部の総会議案の討議では、広浜泰久・中同協幹事長より中同協第49回定時総会議案第1次案の内容を紹介し、「自身の企業経営や同友会の実状と議案の内容とを照らし合わせて活用してほしい」と問題提起がありました。グループ討論は「5万名をめざし、2017年度の重点課題と方針について」をテーマに行われ、議案のさらなる活用が必要との意見が討論発表でも目立ちました。

 最後に、広浜氏は「議案は幅広く経営の課題を捉えてあり、ここまで膨大なテーマを取り扱う団体も同友会だけだと思います。企業・地域・同友会、それぞれに使命感を持ち来年度の活動に取り組んでいきましょう」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 4月 5日号より