地球環境問題のリスクや新しい仕事づくりを学ぶ 地球環境委員会・企業連携推進連絡会・拡大合同研修会議【中同協】

 5月18日、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターで、地球環境委員会・企業連携推進連絡会・拡大合同研修会議が開かれ、11同友会および中同協から35名が参加しました。

 企業実践事例として、群馬同友会の須藤牧場代表の須藤晃氏より「酪農をトランスフォームする―カタチを変え、考え方を変え、想いを守っていく」をテーマにAIやIoTを活用し、地域循環を考えた酪農で「体験型牧場」を目指す取り組みを報告。続いて、大阪同友会の日本フッソ工業(株)社長の豊岡敬氏より「ものづくりの課題解決で市場創造」をテーマにオンリーワン市場を創出し、価格競争をしない戦略で新しい仕事づくりに取り組む実践が報告されました。

 また、「地球環境問題のリスクと人類の選択」をテーマに国立環境研究所地球環境研究センター気候変動リスク評価研究室長の江守正多氏より講演がありました。地球温暖化の仕組みや、予測される100年後のシミュレーションなどを紹介し、パリ協定や人類が取り組むべき課題について、社会的な「大転換」が必要とありました。

 また翌日19日には、東京同友会会議室で、地球環境委員会と企業連携推進連絡会がそれぞれ分かれて会議を行いました。

 地球環境委員会では同友エコの応募方法を見直し、環境経営やエコ活動などをアンケート形式で実施することなどを討議しました。

 企業連携推進連絡会では、企業連携アンケートの結果を紹介し、今後の活動について話しあいました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 6月 15日号より