豊かな経験と教訓を次世代へつなぐ「フェニックスの会」設立【大阪】

【変革と挑戦】71

大阪同友会では初めてとなる60歳以上の会員で構成する、大阪同友会「フェニックスの会」が5月17日に天満橋「東天紅」にて設立されました。

 開会セレモニーとして、摂南大学吹奏楽部の生演奏で始まった総会には総勢51名の会員・元会員が参加しました。

 大阪同友会の会員比率で見てみると、60歳以上の会員はおよそ2割います。

 今は支部活動にはなかなか参加できていませんが、当時役員として活躍したシニア層の会員から「ぜひお会いして語り合いたい」との声があり、世話人会が発足。設立へむけて準備をすすめてきました。

 「同友会活動と企業経営の一時代を築いた役員・会員が、その豊かな経験と教訓を次に続く会員に伝えること」、「会員相互の交流と親睦を図ること」を目的として、年に数回の行事を開催する予定にしています。

 設立総会では、「フェニックスの会」の会則や名称への思い、今後中心的にすすめるための世話人会を選出、初代世話人会会長となった岡本利雄相談役((株)いづみや岡本鉄工代表取締役)が開会あいさつを行い、大阪同友会を代表して仁張正之代表理事((株)仁張工作所代表取締役)が祝辞を述べました。

 総会後の懇親会では何十年ぶりに再会するメンバーもいて、思い出話に花を咲かせていました。 数名の会員が近況や思い出を語り、中でも最高齢91歳で大阪同友会創立メンバーでもある川村勝美氏((株)川村かつら店会長)からも元気なスピーチがありました。会員数は現在81名で、100名超を目標にしようと確認し、今後の活動に期待が寄せられていました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 7月 5日号より