連載第3回【2019年5万名達成を】入ってよかった、続けてよかった、おかげで会社がよくなった

 中同協では設立50周年となる2019年へ向けて全国会員数5万名達成を掲げています。本連載では中同協正副会長からの会員拡大に向けたエールを紹介します。第3回は守和彦・中同協副会長(北海道ブロック担当、北海道同友会代表理事)です。

 中同協と同じ歳月を歩んで48年。今年の北海道同友会総会は、6月12日に行われました。

 「入ってよかった、続けてよかった、おかげで会社がよくなった」。活動方針に掲げたスローガンは、そんな実感を一人ひとりの会員に広げていくことを呼びかけています。

 北海道同友会は、2004年度より11年連続で増勢を続け、2010年度からは最高会勢を更新してきました。しかし20年ぶりの会費改定の影響もあり、2015年度に続き16年度も減勢という悔しさの中で総会を迎えたのです。

 とはいえ全支部が会員を減らしたわけではなく、女性経営者全国交流会の設営を担当した道北あさひかわ支部、700名規模で全道行事を成功させた函館支部、幹事会が責任を持って会員増強を進めてきた苫小牧支部では会勢を伸ばしました。会員数900名、組織率は既に17%を超えているとかち支部、同じく700名、13%のくしろ支部からも、「何としても今年はやらねばならない」と、元気な報告が相次ぎました。

 中小企業振興基本条例の運動の進展も会員組織率とほぼ比例します。これまで北海道では23の市町村で条例がつくられ、施策づくりに生かされています。地域を支えるのは中小企業の活力。その活力を呼び覚まし、結合させ増幅させていくのが同友会の役割です。各支部と専門委員会からの報告を聴きながら、改めて確信を深めました。

 私たちは、中同協50周年を5万名会員で迎えようと努力しています。しかし、「5万名会員」になっても、全国の企業組織率はまだ3%弱に過ぎません。伸びしろは十分です。5万名はわれわれの「当座の」目当てであり、全国の同友会が自主的に決めた目標を達成すれば、必ず到達する通過点です。

 北海道の総会では、会員組織率10%をめざす「10%プロジェクト」を引き続き追求するとともに、創立50周年の2019年度には6000名会員を必ず達成することを、各支部から選出された196名の出席代議員で確認しました。

 全国の皆さん、共にがんばりましょう。

中同協副会長(北海道ブロック担当)/北海道同友会代表理事 守 和彦

全国の会員数(2017年7月1日現在)

「中小企業家しんぶん」 2017年 7月 15日号より