産学連携で地域を元気に~公立大学法人島根県立大学と協定締結【島根】

島根同友会と島根県立大学が協定締結

 8月2日、島根同友会は公立大学法人島根県立大学との包括的連携協力協定の締結式を行いました。島根県立大学が2018年4月に4年制の新学部を開設するのを踏まえたもので、当日は島根県立大学から清原正義理事長ほか3名、島根同友会から小田隆弘代表理事、瀬崎剛副代表理事、野津積副代表理事、森山昌幸副代表理事の4名が出席しました。

 島根同友会は、人口減・若者の流出・人材不足という大きな課題を持つ島根県において地域を元気にするには、中小企業が元気になることであるとの思いで魅力ある企業づくり、地域づくりに取り組んでいます。その中で地域の教育機関と連携し、地域で若者を育てる活動や、入社すれば合同入社式・新入社員研修、フォローアップ研修、それを通して企業を超えてできた同期と励まし、学び合える交流会などの仕組みを整備し、若者が定着・成長していく人材育成活動を行っています。今までも活動の一環として要請があれば出前講座、インターンシップの受け入れの協力をしてきました。

 今回の締結を機に島根県立大学とは、(1)人材の育成と活用に関すること(2)産学連携に関すること(3)甲と乙が共同で実施する事業に関すること(4)その他前条の目的を達成するために必要な事項に関することなどについて産学連携をさらに充実させ、地域での一層の役割を果たしていく方向です。

 締結後の具体的な事業として、授業への講師派遣や就職活動支援、インターンシップなどを計画していますが、まず今秋10月から毎月「同友会の日」と銘打った企業説明会を開催する予定です。

「中小企業家しんぶん」 2017年 9月 15日号より