20周年を節目にさらなる発展を~山梨同友会20周年記念式典

山梨同友会20周年記念式典

 山梨同友会は8月29日に設立20周年記念式典を開催しました。1997年6月に発足し、今年で20年の節目を迎えました。

 当日は会員、来賓含め150名が参加し、第1部の記念式典では、県産業労働部長や甲府市長、信用保証協会会長、各金融機関の来賓から祝辞があり、同友会の経営者の責任を正面に据えた企業づくりと自主的な活動に期待の声が寄せられました。

 主催者あいさつに立った中村代表理事からは、34名で発足した会が今では400名の同友会に成長したこと、人を生かす経営を基本に、会員各社が経営指針の作成と実践に加え、地域に責任を持つ企業として成長してきたことが大きな成果となって今につながっていることが語られました。今後も、常に会員増強を進めながら、他団体とも連携を深め、地域に同友会理念を発信し続けていくこと、10年、20年先を見据えた活動を継続していこうと呼びかけました。

中小企業庁次長の記念講演

 続く記念講演では、中小企業庁次長の吉野恭司氏が「最近の中小企業・小規模事業者政策について」と題して講演。現在の中小小規模企業の現状を分析した上で、労働生産性を高める視点で、全国の先進的な企業や団体の事例が紹介されました。また、重点施策として、IT導入支援や下請取引条件の改善、事業承継への支援など中小企業支援の施策が総合的に紹介されました。

広浜会長からの期待

 式典の結びには、広浜会長からの祝辞があり、山梨同友会の設立時から現在に至るまでの活動の変遷と成果に触れながら、同友会の学びの場を活用しきること、人づくり・企業づくり・同友会づくりを3つの目的に沿って進めること、さらなる会員増を期待しているとエールが送られました。

 その後、20周年記念誌が配布・紹介され、3名の創立会員表彰、中村代表理事に貢献会員表彰が贈られ、記念祝賀会が盛大に開催されました。和やかな雰囲気の中、永年会員と新会員の交流も深めつつ、さらなる発展を誓い合う式典となりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 9月 25日号より