山口氏の基調講演に感動と勇気 経営フォーラム2017開催【広島】

広島同友会経営フォーラム2017

 「企業進化論Ⅲ~行動こそすべて とにかくやる!」をテーマに掲げ、10月6日、リーガロイヤルホテル広島をメイン会場に「経営フォーラム2017」が開催されました。

 広島県経営研究集会から名称を変えて3回目となった今回の経営フォーラム。企画準備にあたっては、全県で実行委員会を構成し、企画・分科会準備・印刷&広報・当日の設営&誘導など、支部で役割を分担し、全県あげて取り組みました。その結果、当日は昨年を上回る595名の参加登録となりました。

 基調講演の講師は、(株)マザーハウス代表取締役の山口絵理子氏。「途上国から世界に通用するブランドを作る~国境を超えたものづくり・チームづくり」をタイトルに講演しました。

 力強く静かに熱い語り口の講演に、参加者は聞き入りました。たくさんの示唆のある内容でしたが、特に、「その国にしかできないこと、その人にしかできないことを大事にする」「自分の心の中の声を信じて決断する」という言葉が印象的でした。

 基調講演のあと、委員会、部会、支部が担当する10の分科会に分かれ、それぞれのテーマに沿った報告(問題提起)をグループ討論で深めました。

 式典・懇親会では、16名の来賓を迎えました。 中下広島県副知事、松井広島市長、波留中国経済産業局長の3名からあいさつがありました。

 粟屋代表理事の「今回は基調講演および分科会では10のテーマでそれぞれ学んだが、本日の学びを明日からの経営に生かしましょう」との開会あいさつに始まり、波留中国経済産業局長の「景気回復を実感できるものにするために、中小企業の皆さんの経営力を高めることに、政策を通じて支援していきます。地域のリーダーとしても、中小企業経営者の皆さんにはがんばっていただきたい」というあいさつが印象的でした。

 来賓あいさつの後、永年会員(30年)表彰を行いました。対象となる会員は23名、うち、出席は、(株)ワゴーエンジニアリング清水千備氏、リプリント広(株)濵田義朗氏、ドゥ・トピア山本勉氏、(株)ホンダアーバン土路生隆司氏、福興商事(株)東忠昭氏の5名でした。粟屋代表理事より、感謝状と記念品の贈呈がありました。

 松野日本銀行広島支店長の乾杯の発声で懇親会はスタート。バンド「HIT&RUN」の皆さんによる軽妙な生演奏が会場を盛り上げました。

 最後は、今回の経営フォーラムの参加目標を200%という達成率となった三原支部の表彰式がありました。そして、立石代表理事の手締めで閉会となりました。

同友ひろしま423号より転載

「中小企業家しんぶん」 2017年 11月 5日号より