夢をつかめ! 人が輝く日本の未来~これからの働きかたを考える~第24回東京経営研究集会・中小企業家サミット2017【東京】

 10月25日、東京同友会は第24回東京経営研究集会・中小企業家サミット2017を東京北区で開催し、430名が参加しました。

 東京同友会創立60周年の年に開催する今年の研究集会は、「夢をつかめ! 人が輝く日本の未来~これからの働きかたを考える」をテーマに、人間尊重の経営とは何か、日本の進むべき道は何かを大いに学ぶ場として企画されました。

 当日は分科会からスタートし、「働き方改革とは何だろう?~わが社が残業ゼロになったワケ~」、「えっ!?15年で100万社が消えた! これって何!~どうする我が社の承継、どうなる日本の経済~」などをテーマに9つの分科会が設けられ、参加者は互いの経験や課題などを交流しました。

 全体会では、東京同友会代表理事の河原八洋氏が「『働き方改革』が大きな課題として迫っており、私たちも対応が求められています。本日もそれぞれの課題について最後まで学びを深める場にしていきましょう」とあいさつ。来賓あいさつでは代表して北区長の花川與惣太氏、中小企業庁事業環境部企画課長の水野良彦氏、東京都産業労働局商工部中小企業振興対策担当課長の伏見充明氏がそれぞれ同友会や中小企業への熱い期待など述べました。

 続いて(株)紀之国屋会長の中村高明氏(福岡同友会相談役理事・中同協副会長)が「『人を生かす経営』の徹底実践!!~感謝と笑顔で『福』を呼ぶ企業づくり~」をテーマに記念講演を行いました。中村氏は30年前、経営がどん底の状態の時に同友会に入会。「労使見解」に衝撃を受け、全社一丸の企業づくりに取り組んできた経緯などを詳しく語りました。その実体験に基づき「同友会に入って本当に助けられた」、「同友会と企業は不離一体」と語る中村氏の講演は、多くの共感と感動を呼びました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 12月 5日号より