地域再生の担い手として、時代を創る『地域企業』への変革を~2月8~9日 兵庫で第48回中小企業問題全国研究集会開催

質の高い討論に向けて中同協関西ブロックでグループガイダンスを実施

 2018年2月8~9日に開催される第48回中小企業問題全国研究集会・兵庫(以下、全研)では、「学びあいこそが最大のおもてなし」を合言葉に、特に参加者の満足度を左右するグループ討論(グループ長の育成)に重点を置いて準備を進めています。

 今回は中同協関西ブロックの6同友会で総勢250名のグループ長選出をめざして、設営担当の兵庫同友会では4月から来年1月にかけて合計20回のグループ長研修を開催するとともに、大阪や京都においてもグループ長ガイダンスを開催しています。

 11月29日は京都でグループ長ガイダンスが開催され、設営担当の兵庫同友会をはじめ、京都・滋賀・奈良の各同友会から合計45名が参加、講座と模擬討論を通じて学び合いました。

 冒頭、田中信吾・中同協副会長(兵庫同友会代表理事)より、経営者の経営姿勢にせまる質の高い討論には、(1)同友会理念と同友会らしい企業づくりの理解、(2)分科会テーマに関した自社の実践、(3)グループ討論の進行技術を持つグループ長が求められる、とのあいさつがありました。

 ガイダンスでは主にグループ討論の技術について伊集院雅人・兵庫同友会全研副実行委員長から説明があったのち、実践型研修として1つのグループを参加者全員で囲んで討論の進め方を皆で分析する模擬討論と、全員がグループに分かれてそれぞれ議論する練習討論を行いました。

 参加者からは「討論テーマのとらえ方や参加者への投げかけ方が勉強になった」との感想が述べられ、全国から期待して参加する会員と熱い討論が繰り広げられるよう中同協関西ブロックが協力していくことを確認する場となりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 12月 15日号より