松山大学との連携に関する協定書を締結~2018年度は会員による提供講座開始【愛媛】

 12月11日、愛媛同友会は「愛媛県中小企業家同友会と学校法人松山大学との連携に関する協定書」を締結しました。

 大学との連携では愛媛大学に続き2例目で、連携事項と締結の目的は(1)産業振興、(2)人材育成、(3)まちづくり、(4)教育、文化の振興・発展、(5)各種調査・研究、(6)国際的な活動、(7)その他両者が協議し必要と認める連携の7点。松山大学とは1998年度に経済学部のインターンシップを愛媛同友会が受け入れており、来年度は松山市中小企業振興円卓会議の枠組みで愛媛同友会の経営者による提供講座も開始。さらに人材育成などの連携を強化して地域発展に貢献することとなります。

 調印式では平野啓三・愛媛同友会代表理事が「相互の人的・知的交流を図り、人材育成や産学連携による新たな仕事づくりなどで、時代の変化に対応し少子高齢化、人口減で多くの課題を抱える愛媛の活性化に資する活動を松山大学とともに展開したい」と意気込みを語りました。溝上達也・松山大学学長からは「中小企業は全企業の99・7%、全従業員数の69・7%という高い割合を占め、地方圏に立地する企業に限ると企業数で99・9%、従業員数で85・2%という極めて高い。その存在意義は大きく、中小企業が元気になれば日本も元気になると言っても過言ではない」と中小企業の意義について認識を語りました。

 当日は合同記者発表も行い、溝上氏からは「松山大学としては今後、学生が複数企業の間で長期間インターンシップを経験できる枠組みづくりを検討している」と記者へ今後の展望について回答しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 1月 25日号より