連携深め、設立50周年へキックオフ~中同協第3回幹事会で新年度方針など論議

 1月12~13日、中小企業家同友会全国協議会(中同協)第3回幹事会が中野サンプラザで開かれ、全同友会と中同協から181名が参加。2019年中同協設立50周年に向けた議論などを行いました。

 冒頭に広浜・中同協会長があいさつし、「今年も過去最高会勢でスタートすることができた。中同協の総会議案の審議もあり、各同友会の活動にどのように結び付けていくかを考えながら議論を」と呼びかけました。

 審議では、中同協設立50周年記念事業についてロゴマークの審査が行われたほか、「中小企業家しんぶん」「中同協」誌のデジタル化の予算を承認。ロゴマークは34社から99点の応募があり、最終選考は2月1日の正副会長会議で行うことが確認されました。

 7月5~6日に宮城で開かれる「中同協第50回定時総会」は、50周年のキックオフとし、運動の成果を共有するなどの概要と代議員数が確認されたほか、議案の骨子が中山幹事長から提案され、グループ討論で意見交換しました。

 また、2年に1回行われている同友会事務局労働実態調査の結果が報告され、幹事長からは、労働環境の改善に具体的に取り組むことが提起されました。

 その後、吉野恭司・中小企業庁次長が登壇し、「最近の中小企業・小規模事業者政策について」として、中小企業の現状と生産性向上や働き方改革に向けた支援策など一時間にわたり講演しました。

 新年会には、吉野次長ほか、加藤正敏・日本商工会議所部長や丸山博志・全国中小企業団体中央会部長、廣田実・全国商工会連合会課長も参加し、団体間の連携を深めるものとなりました。

 2日目は、今年度開かれた一連の全国行事のまとめなどが報告され決算承認などを受けたほか、次年度の政策要望・提言や災害などへの中同協の対応の申し合わせについて検討し、『プレジデント』誌での同友会の連載企画への対応や半期決算など承認しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 1月 25日号より