【2019年5万名達成を】連載第11回 中同協5万名推進に向けて

 中同協では設立50周年となる2019年へ向けて全国会員数5万名達成を掲げています。今回は中山英敬・中同協幹事長/中同協5万名推進・組織強化本部長(福岡)からのエールを紹介します。

 中同協設立50周年という大きな節目にあたり、まず原点に帰り何のための会なのか、歴史と理念を学び深めること、そして今の同友会の立ち位置を正しく認識することが大切です。3つの目的の実現に向け、自助努力を基本とした自主・民主・連帯の精神で、その総合実践は企業づくりと地域づくりにつながり、ますます同友会への期待が高まっています。いよいよ5万名会員達成の期日まであと2年となりました。

 会員増強とは同友会の魅力を伝えることです。同友会の一番の魅力は、同友会で学び実践し会社が良くなることです。同友会で何を学び実践しているのか…。労使見解を学び自分自身が変わることができたとか、社員の自主性が発揮され会社がこんなによくなったなど、自社が良くなり「入会してよかった」と自信をもって言えるようになることです。まずは会内で報告し、同じように学びを実践し会社が良くなったという会員企業を増やしていきましょう。そういう活動を見て、「私も同友会に入会して一緒に学びたい」という人たちが増えてきます。

 社員が育つ風土をつくり、社員の自主性が発揮され会社は強くなります。企業づくりは人育て、労使見解が反映された経営指針をつくり全社的に実践することです。社員とともに取り組むことで人が育ち会社が強くなるのです。こういう同友会型企業が地域の隅々にまで増えることが地域の元気につながります。「人」をど真ん中に据えて、企業づくりと地域づくりに真剣に取り組んでいる団体は同友会だけです。自信と誇りをもって共に学び実践する仲間を増やしていきましょう。

 同友会は地域にその影響力を高めるために、将来は10万名会員、また対企業組織率10%を展望しています。5万名会員達成はその一里塚です。まずは中同協50周年に全国の同友会の皆さんの力を結集して5万名を達成しましょう。

中同協幹事長(5万名推進・組織強化本部長)/福岡同友会相談役理事 (株)ヒューマンライフ 代表取締役 中山 英敬

「中小企業家しんぶん」 2018年 3月 15日号より