AI・IoT・第4次産業革命におけるものづくりや雇用への影響を議論【中同協企業連携推進連絡会】

 3月8日に中同協企業連携推進連絡会が開催され、4同友会と中同協から15名が参加しました。

 今回は豊岡敬・中同協企業連携推進連絡会代表が経営する日本フッ素工業(株)の埼玉工場を訪問しました。

 冒頭、豊岡代表があいさつし、実践事例を報告。フッ素樹脂のコーティングというオンリーワン技術をもち、顧客の課題解決を追求することで業界トップ企業になっている状況の報告がありました。その後、埼玉第1、第2工場を見学しました。

 見学後、黒瀬直宏・嘉悦大学教授より、日本のものづくりにおけるAIやIoTの影響や課題を提起後、特に人材確保においてベトナムの若手人材の活用が必要とのことで、ベトナムにおける日本語教育や技術教育の先進性などベトナム視察報告がありました。

 豊岡氏の実践報告、黒瀬氏の問題提起を受けて、AI・IoT・第4次産業革命におけるものづくりや雇用への影響について意見交換を行いました。参加者からは「AIなどが進展して確かに雇用が減少する業種・業態はあるがまた新たな仕事が生まれ雇用には影響がないのではないか」「製造業では、IoTにより工程管理などがビックデータにつながると一目瞭然でわかるようになる。取引関係でそれらが明らかになる問題がある」などの意見がありました。

 その後各同友会の活動交流を行い、中同協50年史や中同協第50回定時総会の企画概要を確認し、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 4月 5日号より