障害者権利条約を学ぶ【中同協障害者問題委員会】

 5月18日、東京で第2回中同協障害者問題委員会が開催され、20同友会42名が参加しました。

 2019年に滋賀で開催される第20回障害者問題全国交流会の開催について確認。9月13~14日に宮崎で開催される第6回人を生かす経営全国交流会の開催概要を確認しました。

 その後、インクルーシブ雇用議連や全国行事の開催について確認しました。

 次に、比嘉ゑみ子・中同協障害者問題委員長より実践報告がありました。比嘉氏は「個性を尊重し、互いの違いを認め合うことに気づくことができるのが障害者問題委員会のよさ」と話し、全国に運動が広がるよう問題提起しました。

 勉強会・特別報告としてNPO法人日本障害者協議会代表・きょうされん専務理事の藤井克徳氏を招き、「障害者をしめ出す社会は弱くもろい~障害者権利条約の時代と同友会企業への期待」をテーマに講演がありました。藤井氏は障害者権利条約のポイントとして(1)障害者分野にとって初めての世界ルールができたこと(2)障害当事者・関係者にとっての「北極星」であること(3)社会へのイエローカードの3点を話し、「同友会がこれまで行ってきた伝統を大切に、障害者雇用における好事例を多くつくってほしい」と期待を述べました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 6月 25日号より