会員と事務局の協働があってこそ前進【第8回関西ブロック事務局員研修交流会2018】

 7月27日に大阪府のホテルフクラシア大阪ベイにて「第8回関西ブロック事務局員研修交流会2018」が行われ、関西6同友会と中同協より総勢47名の事務局員が参加し、学びと相互の交流を深めました。

 冒頭、今回は初めて参加する滋賀、兵庫、和歌山3名の新人事務局員が「私の決意」と題して仕事を取り組むに当たっての思い、意気込みの発表がありました。

 引き続き問題提起Ⅰとして仁張正之大阪同友会代表理事より「事務局への期待と要望」と題して問題提起がなされました。

 仁張代表理事は自身の経験から「事務局員は主人公ではないが主体者である。会員と事務局の協働があってこそ同友会運動は前へ進む」と述べました。また事務局に望むこととして「情報の発信はもちろんのこと、企画の発信もしてほしい。そして会員経営者のよき相談相手になってほしい」と期待の言葉がありました。また自身が同友会事務局に助けてもらったエピソードも報告し、事務局の主体者としての役割とは何かを改めて考えるきっかけとなりました。

 問題提起Ⅱでは、「中堅事務局員によるトークセッション」と題して、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良同友会の入局5年前後の事務局員がパネルディスカッション形式で報告を行いました。「最初は先輩の言っていることがわからず苦労した」「うちの事務局の将来は?」など入局してからの悩みやこれまで疑問に思っていたことなどを率直に報告しました。

 報告を受けてのグループ討論では、(1)事務局内における世代間ギャップ、(2)事務局の将来について、(3)業務・労働環境の改善をテーマに意見を出しあいました。

 関西6府県規模の大小はありますが、共通の課題もあり、共感する部分も多くあり、翌日からの業務に刺激を得られた1日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 8月 15日号より