共同求人と社員教育を考える【2018四国ブロック連携交流会】

 8月17日に高知県で「社員教育と共同求人」をテーマに2018年度中同協四国ブロック連携交流会が開催され、52名が参加しました。

 第1部では、人を生かす経営の総合実践の報告として、上田剛士・(有)キホク代表取締役(愛媛同友会理事)が「社員全員退社!その時、社長は~社員が幸せになるための経営指針の作成と実践」をテーマに報告しました。上田氏は社長交代から3カ月後に社員全員が退社するという事態に対し、社員の幸せを考えた経営指針書づくりに取り組み、赤字経営を黒字化させました。同友会の会員企業を模倣していくことで迅速に対応ができた点や新たな課題への決意表明などさまざまな気づきが詰まった報告となりました。

 第2部では、各県の共同求人活動について香川・徳島・愛媛3県の共同求人委員長がパネリストとして登壇し、それぞれの委員会の歴史、活動の現状と課題、また共同求人があることでのメリットなどパネルディスカッションを行いました。

 「社員教育と共同求人」とは「人を生かす経営の総合実践」をしてこそという思いを共有し、高知同友会からは「共同求人活動に取り組めるよう準備を進めたい」といった声があがるなど四国ブロックでのそれぞれの教訓を共有し生かしていくことを確認した交流会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 9月 5日号より