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社員とともに育つ企業をめざして 新入社員研修を改変【大阪】

大阪同友会は、1985年に新入社員研修セミナー(2泊3日)を開講したのを皮切りに新入社員研修に力を注いできました。

2008年に厚生労働省認定の「実践型人材養成システム研修講座」開講の薦めが関係機関からあり、会内で議論を始めました。「企業が発展し続けるためには、正しい経営戦略と好ましい企業風土の両輪が機能しなければならない」「自立的で質の高い、創造的な企業を担う人材育成にもっと力を注ごう」と新入社員を対象とする同友会らしい研修のあり方の1つの方向性として、2010年度の新入社員研修からOJTとOFF―JTを組み合わせた研修を実施することにしました。専門家の力を借りつつ経営者自身も講師や運営に携わり自らの生き方を問い、中小企業の地域社会に果たす役割を学び、高い次元で労使の信頼関係と団結を築くことを目的に開催しています。

4月の合同入社式に引き続き、働くことの意味やコミュニケーション能力を高める基礎講座を2講開催。その後、半年間に渡って2週間に1度のペースで「営業事務実践コース」(16講座)「ものづくりコース」(19講座)を開催しています。

毎年の受講生数は、基礎講座が約150名、営業事務実践コースが約50名、ものづくりコースが約20名です。

受講生を出している8割の企業が、人材開発支援助成金・特定訓練コース(認定実習併用職業訓練)に挑戦し、助成金を受けられる企業へと成長しています。

新入社員からは、「うちの会社に入社したのは私だけ、世代間ギャップがあり社内では悩みを打ち明けることができませんでした」「研修に参加すると同世代の友達ができ、いろいろ相談できました」「研修でフォロワーシップの役割や具体的方法を学び、心を開いて先輩に相談できるようになりました」「もし研修に参加していなければ、会社を辞めていました」「ここに居るのも仲間のおかげです」などの感想が寄せられています

経営者からは「採用が難しい状況の中、真剣に本気で人材育成に取り組まなければならないと決意し、受講生を送り出しました」「新入社員研修の修了式で、『私は、将来社長になります』と宣言してくれたのは本当に嬉(うれ)しい」「社員の成長を実感します」など確かな手応えを感じています。

また、大阪同友会社員教育部では、人材育成の強化は、企業発展の要と位置づけ、各ブロック(地域)での中堅社員対象の研修の定期開催に挑戦中です。

「中小企業家しんぶん」 2018年 11月 5日号より

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