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中同協の動き
「中小企業家しんぶん」 2013年 1月 5日号から

金融円滑化法終了、民法改正問題など論議

【中同協・金融プロジェクト委員会】


 2012年12月3日に中同協・金融プロジェクト委員会が東京で開かれ、16名が参加しました。

 冒頭、中村高明委員長が「私どもの業界では、2013年は厳しい年になると話をしています。本日の2つの議題は中小企業の将来を左右するような問題。しっかりと論議を行いたい」とあいさつ。

 続いて円滑化法の2013年3月末終了に伴う対策について、各同友会の取り組みなどの報告があり、意見交換を行いました。

 今後の対策として(1)会員が現在の状況を認識し、危機感を高めてしっかり対応できるよう、影響調査、金融機関との懇談会、金融対策についての勉強会などに各同友会が取り組むことを引き続き呼びかけていく、(2)円滑化法に代わるものとして、企業再生のための特別保証制度、廃業清算制度、連鎖倒産防止対策を国に対して提言・要望していく、の2点を中同協幹事会に提案することを確認。

 次に、民法改正における保証人制度問題の存続について、「民法(債権法)改正にあたっての緊急意見書」に関する東京同友会からの提案、および児玉隆晴弁護士(東京同友会会員)のレクチャーがあり、それを受けて意見交換を行いました。

 その中では、今回の改正では、個人保証のあり方、契約書の文言が強く重視されている点など、中小企業経営に大きく関わる問題が含まれていることが明らかになりました。

 今後、民法改正の現状と問題点などを学ぶシンポジウムを開催することを中同協幹事会に提案することなどを確認しました。

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