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各地の動き

競争しながら一緒に
 アセス署名7万名突破の秘けつ(愛知)

「中小企業家しんぶん」2001年12月15日号より

 中同協は12月3日、東京で第5回金融アセスメント法推進会議を開催し、その中で愛知同友会の金融アセスメント推進プロジェクト長、村上秀樹氏(=写真)が事例報告しましたので紹介します。

 愛知同友会は、「金融アセスメント法」を提唱した山口立教大学教授に景況調査を協力していただいていた関係から、早くから金融アセスについての討論や学習が進んでいました。

 今年1月の理事会で、「金融アセスメント推進プロジェクト」の設置が承認され、41地区会からプロジェクト員が選出されました。それ以降、このプロジェクトの中心メンバー7名が講師となって地区での学習会が行われ、現在まで40回、900人が参加しています。

 毎月途切れることなく学習会を提起し、アセス理解の土壌を会内で耕してきたことが署名運動を支えていると私は思います。

 6月に国会請願署名推進を決めて、7月に81名、8月が1213名、9月5788名、10月1万5284名、11月には4万1775名(月別計)、と前月の3倍増のテンポで署名数をふやしてきました。

 このような取り組みの経過での教訓としては第1に、あまり難しく考えず行動することで、取り組んだ会員からは「意外と簡単だった」という声が共通してでています。「署名頼む」といったら応じてくれる社員や取引先がいること、経営者としての日常の信頼関係の大切さを改めて認識させられました。

 第2には、トップと「力持ち」会員が成果を上げないと組織は動かないことです。学習会は大切ですが、それだけでは動きません。地区ごとに署名目標を掲げてもらい、「競争しながらいっしょにやろうよ」という連帯意識、「情」がないと組織は動きません。

 第3には、署名運動に「弾み」と「雰囲気」をつくるため全会をあげたイベントも必要だということです。鋤柄代表理事が「どうせやるなら楽しく、お祭り騒ぎでやろう」と言われ、のぼり旗やハチマキもつくっての街頭署名や学習会など、毎月全会あげてのイベントをやってきました。

 第4には、同友会のFAXやメール、ホームページなどあらゆる広報手段を使ってアピールを強めることです。署名用紙の郵送も会員1人に5枚送りました。地元新聞に同友会専用のページがあり、金融アセスのキャンペーン記事を連続的に載せています。

 目標の10万名署名までこれからが本番です。現在、会員の2割の440名で6万5000名分の署名を集めていますが、1人で1000人以上の署名を集めた会員が14名います。力のある会員に支えられているといえますが、逆に会員の中での運動の広がりがまだまだ弱い。署名協力者を会員の3分の1、700から800名に増やして、今年中に必ず10万名目標を達成したいと思います。

 

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