
「中小企業家しんぶん」2001年9月15日号より
中心商店街で街頭署名 −20名参加し署名数352名・宮城同友会
9月2日(日)、宮城同友会では会員20名が仙台市の中心商店街で、「金融アセスメント法」の街頭署名活動を行いました。 午前10時に商店街に集まり、金融アセスメント法の学習と打ち合わせを行い、「一般の人に訴えるには、雇用を守り、地域経済を活性化させることをポイントによびかけよう」と、手に手にのぼりを持って出発。 東北各地から集まって来るという仙台の中心街、二番丁大通りと中央通商店街で約2時間、ハンドマイクの宣伝、チラシ配り、署名とそれぞれ分担して訴え続けました。8月の曇りと寒い夏がウソのように秋晴れのこの日、署名活動をはじめる11時ごろには、太陽が容赦なく照り付けます。ほとんどの人が初めて、という街頭署名。どう訴えれば良いのか、響くのか、不安と手探りのスタートでした。
「なかなかチラシを受けとってくれない」「関係ないという人が多く、説明が難しいなあ」――しかし、15分も経つと、それぞれが自分のペースをつかめたようです。 「若い人の反応が良かった。年配層はかえって警戒している」「隣の小関さんがどんどん署名をもらっているのを見て焦った。学習のとき、『息子の時代のためにもこの法案を』という話を思い出して、若い人にあなたたちのためにやってるんだよと説明したら、短くて明快に訴えるポイントが分かった」。43人の署名を集めた女性部会長の堀内文子さんは、「とにかく通る人に声をかけまくったの。『こんな暑い日に大変だね、がんばってね』と言ってくれる人もいて励みになったわ」。 また、「ここを歩いている層が若年層と年配層が多く、家族連れや働き盛りの30代から40代が少ない。商店街の危機を感ずる」との実感も出されました。 終了後は、昼食と反省会。2時間で352名の署名が集まり、「初めてにしてはたいしたもんだ」と健闘をたたえあいました。これをきっかけにすべての会員への呼びかけを強め、2万名の目標に向かって署名活動を進める予定です。
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