【10.10.26】第15回中同協役員研修会 岡山にて開催

役員研修会
 10月13~14日、第15回中同協役員研修会がアークホテル岡山(岡山同友会会員)で開かれ、11同友会から61名が参加しました。

 最初に主催者を代表して三宅中同協副会長が、「経済だけでなく文化なども含め中小企業がこれからの世の中を担っていこうとする時代。同友会運動の歴史に学んで、どのような経営、運動を切り開いていくのか、学ぶことが大事」とあいさつしました。
 参加者は2日間にわたって3つの講義とグループ討論で学びを深めました。

 第1講は、「同友会運動の企業づくりの根幹をなす『労使見解』~求められている実践とその検証、そして21世紀型中小企業づくり」をテーマに、中同協経営労働委員長の大野栄一氏が報告。
 「労使見解」(中小企業における労使関係の見解)が、同友会の前身である「全中協」の目的の「従業員の人格の尊重、労使が協力して生産の推進と生活の向上をめざす」に萌芽があることを示し、経営指針成文化は労使見解を実践するために不可欠であること、さらに「企業変革支援プログラム」は自社における労使見解実践の浸透度を測るものさしであることなどを紹介しました。また自身の入会して24年の学びやリーマンショック後の全社一丸の経営の実践を語りました。

 第2講は「同友会のリーダーの使命、役割は何か」をテーマに中同協会長の鋤柄修氏が、自身が同友会で学ぶ中でどのように経営者として自覚し、変化してきたか、愛知同友会の「不離一体シート」(同友会活動で学んだ点と会社経営業績を時系列で記入)をもとに報告。中小企業憲章制定運動の意義にふれ、憲章草案を自社に置き換えて考えることを推奨しました。

 第3講は「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり」をテーマに、『同友会運動の発展のために』(最新版)をテキストに中同協幹事長の広浜泰久氏が報告しました。
 参加者は自身の実践状況と課題や悩みを率直に語り合い、同友会のリーダーとして期待されていることをどのように企業でも実践していくか、真剣に議論しました。

 また、岡山同友会から参加した26名は、来年3月に岡山で開かれる中小企業問題全国研究集会の成功へ向けて学びあいました。