【10.11.24】第2回人を生かす経営全国交流会 松山で開催

 11月18~19日、「人を生かす経営全国交流会」(中同協・経営労働委員会、社員教育委員会、共同求人委員会主催)が愛媛同友会のお世話で41同友会397名(来賓等込)の参加で開催されました。本交流会は、2008年に第一回が行われ、今回が第2回目となります。

人を生かす全国交流会の様子
 交流会では冒頭、服部豊正・愛媛同友会代表理事、鋤柄修・中同協会長のあいさつに次いで、四国中央市の井原巧市長が、この交流会の題字を書いた書道ガールズの紹介をしながら、「『坂の上の雲』を目標に夢を実現できる交流会に」とあいさつ。

 問題提起に立った宮崎由至・中同協人を生かす経営推進協議会代表は「経営指針づくりごっこになっていないか」と厳しく問いながら、「経営者は理念に基づき、長期的視野に立って戦略をきっちり立てる必要がある」と提起しました。

 その後6つの分科会で交流会のテーマともなった「全社一丸、地域とともに生きる企業をめざして」をベースに、それぞれのテーマで報告、グループに分かれて議論を交わしました。

 2日目は、6つの分科会からそれぞれの座長が各分科会での議論を紹介し、記念講演では「ここが好きで、ここに生きる」と題して山本万喜雄・愛媛大学教育学部教授が壇上にのぼりました。山本氏は子どもとの手のつなぎ方を紹介しながら「皮膚感覚を通じてのコミュニケーションは一生続くもの」とし、笑いの効果は「職場が安心できないと笑えない」と指摘、「信頼なくして安心なし、安心なくして微笑みなし」と語りました。

 交流会の最後には各委員長から「雇用を守ろう」、「社員との信頼関係をベースに」、「経営指針成文化運動をさらに発展させよう」との行動提起がされました。