【11.02.16】中同協・経営労働委員会 東京で開催

経営労働委員会
 2月8日、中同協経営労働委員会が東京で開催され、17同友会と中同協から36名が参加しました。
 
 第1部では「働くことを通して人が育つということ~労働環境と企業を取り巻く環境の変化を踏まえて」のテーマで永山利和・日本大学教員(中同協企業環境研究センター顧問)より問題提起がありました。
 永山氏は、就業構造の変化や労働組合組織の機能劣化、グローバリゼーションなど、労使関係や労働環境が変化する中で、雇用や労働のあり方も大きく変わってきていることを指摘。「職務・職種・職能」や「人の育ち」に関わる様々な概念を紹介しながら、人は本来、育つ可能性を持つ動物であり、人間の特性を把握して生かしていくことが大切であることなどを提起しました。

 問題提起を受けてのグループ討論では、「『人は育つ条件』や『やりがい』などは、自社の事業の社会的使命感が関わってくる」「今の若者はいろいろな傷を抱えている人も多い。社会の状況に敏感にならないとそういうことも理解できない」など、自社の悩みなども交えながら活発に意見交換が行われました。

 第2部では「第2回人を生かす経営全国交流会」のまとめ、「企業変革支援プログラムステップ1」のデータ登録推進の現状と今後の取り組み、「企業変革支援プログラムステップ2」のプロトタイプ、第2回「経営労働問題全国交流会」(福岡)の企画内容などについて確認しました。