【11.03.04】第41回中小企業問題全国研究集会(岡山)が開催されました

 
 第41回中小企業問題全国研究集会(全研、中同協主催)が3月3~4日と岡山市内で開催されました。地元の岡山から約300人、全国から約800人が参加しました。

 初日は「市場を見極め、新たな変革へのステップを~自立型企業づくり」、「業界別実践報告をもとに、それぞれの業界の将来、経営戦略を描く」、「地域の未来、日本の未来を創造するために克服すべき課題と同友会運動」という3つのテーマにそった14の分科会と、2つの見学分科会が実施されました。 参加者は報告者の報告を聞いた後グループ討論を行い約5時間の学びを深めました。

 その後の懇親会には1117名の参加者が結集して熱気に包まれました。設営を担当した岡山県中小企業家同友会の神馬孝司全研実行委員長は「“天は自ら助くるものを助く”の精神で地域の未来を切り開きましょう」と挨拶して乾杯しました。恒例の全国行事PRでは趣向を凝らしたPRが続き、会場の雰囲気を盛り上げました。

 二日目は、土井章弘・岡山同友会代表理事の開催地あいさつ、鋤柄修・中同協会長の主催者あいさつ、難波一也・岡山県産業労働部審議官(石井正弘・岡山県知事代理)、千葉喬三・岡山大学学長の来賓あいさつの後、第五から第九分科会の座長による分科会報告が行われました。

 続いて財団法人大原美術館の大原謙一郎理事長が「地域の未来と文化力」と題して記念講演を行い、「地方の視点」や文化の果たす役割の重要性などを強調、多くの感動を呼びました。広浜泰久・中同協幹事長より「それぞれの学びを戦略的、科学的に実践を」と二日間のまとめがあったあと、来年の全研開催地となる福島同友会の川島副理事長が閉会あいさつを行い、二日間の幕を閉じました。