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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2012年

●2012年 12月 25日号

▼「経営指針は作ったけど、自信が無いので発表していないんです」という話を時々聞きます。仕事を通じて社会に貢献すること、社員を幸せにすることなど社会性・人間性・科学性を追求するべく経営指針を成文化したのは良いのですが、どこからどう見ても「きれい事」。「現実はそんなに甘くない」とか「言ってることとやっていることが違うんじゃないですか」という社員からの声が、発表する前から聞こえてくるようです。(続きを読む>>

●2012年 12月 15日号

▼衆議院選挙では、政党が乱立して争点があまりに多種多様で複雑になっている。消費税、脱原発、TPPが3大争点と言えるが経済政策はどうか、特にわれわれ中小企業家にとっては見逃してはならない視点である(続きを読む>>

●2012年 12月 5日号

▼秋に各県が行う経営研究集会分科会で中小企業振興基本条例を学びあう機会が増えてきました。中同協には、地方議会議員や行政の条例勉強会への講師派遣相談が増えています(続きを読む>>

●2012年 11月 25日号

▼「経営指針推進には社員との信頼関係が必須条件」と、わが社と付き合いのある優秀な経営コンサルタントは断言しています。いろいろな関わりの中で、企業変革支援プログラムの話になり、「これはすごい!」と何十冊も買い込んで自分のクライアントに配り、各項目への取り組みをアドバイスしているこの方。さまざまな会社を見てきていますので、一律に押しつけることはしない。会社の状況に応じて何を優先的に取り組むべきかを考えていく。そこで冒頭の「社員との信頼関係がなければ…」という話です(続きを読む>>

●2012年 11月 15日号

▼紅葉も一段と鮮やかになり、各同友会では経営研究集会が活発に行われている。実り多い同友会運動がますます全国に広がることを願ってやまない(続きを読む>>

●2012年 11月 5日号

▼沖縄を訪れるたびに本土にはない南国特有の景観の美しさと住む人々の心の温かさにホッとさせられます。沖縄の魅力にひかれ本土からの移住者も多く、出生率の高さとも相まって本土復帰以降40年間、毎年平均一万人の人口増があるとのこと(続きを読む>>

●2012年 10月 25日号

▼「喜びも大きいが、同時に非常に大きな責任感を感じている。iPS細胞技術はまだ新しい技術で、医学や創薬で大きな可能性があるが、未だ医学や新しい薬の開発には役立っていない」と、今年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学山中教授。受賞会見でのコメントです。ノーベル賞はこれからの発展に対する期待の意味。それに報いるよう頑張っていきたいとのこと(続きを読む>>

●2012年 10月 15日号

▼10月に入ったというのに夏のような気温が続いていて衣替えの時期がずれてしまっている。日本独特の四季の変化に合わせて服装をかえる文化が感じられない今日この頃である。この夏の電力事情も節電、省エネ効果もあったようで無事乗り切った。原発はほとんどが停止状態でもなんとかなるということか(続きを読む>>

●2012年 10月 5日号

▼日本中小企業学会第32回全国大会が9月22〜23日都内嘉悦大学で開かれ、2日間で延べ250名の研究者が参加しました(次号報道)。中同協は学会設立以来賛助会員として参加してきました。大会では、中同協、各同友会でおなじみの研究者も多く、学びあいながら情報交換する貴重な場となっています(続きを読む>>

●2012年 9月 25日号

▼パラリンピックがロンドンで開催されました。柔道・水泳・テニスなど日本選手の活躍もうれしいことですが、何よりも感動を覚えたのは一人ひとりの選手にまつわる「壮絶なドラマ」です。事故や病気が原因で不自由な体になってしまった。その時の失意や絶望感はいかほどのものだったでしょうか。その底なしの闇から抜けだし、希望を持って努力を重ねてきている、その生き方の崇高さに心が洗われる思いがします(続きを読む>>

●2012年 9月 15日号

▼参議院で野田首相への問責決議案が可決されて国会は空転が始まった。民主党も自民党も共に自党の代表や総裁の選挙に明け暮れている。まさに党利党略、個利個略が優先する政治家の動きをみると国家感の欠如した発言は空虚に聞こえる。雄弁であるが中身が乏しい。国民をだますような約束を公言する。私たち国民は今度の解散総選挙には厳しい投票行動をとらなければならない(続きを読む>>

●2012年 9月 5日号

▼同友会会員の地域(県・支部・地区)における組織率(対法人企業)を示す指標が会員数と並行して重視されてきました。中同協は「地域での組織率10%をめざそう」と呼びかけています(続きを読む>>

●2012年 8月 25日号

▼創立50年を迎え、ますます発展を続けている愛知同友会。その秘訣の調査に行ってきました。ポイントは大きく2つ。「あくまでも自主的な活動を大切にしていること」と「その活動ができる体制づくりをしてきたこと」でした(続きを読む>>

●2012年 8月 15日号

▼ロンドンオリンピックでは、テレビ観戦に夢中になった方も多くいたようだ。思えば前回のロンドンオリンピックは64年前(1948年)に行われた。日本は第2次世界大戦の敗戦国で出場資格のない状況であった。食糧事情が悪く都市生活者は物々交換で食糧を手に入れた。いわゆるタケノコ生活という時代であった(続きを読む>>

●2012年 8月 5日号

▼中同協顧問(元会長)の田山謙堂氏から久々に長電話をいただいた。3年前から体調を崩し、会議への出席は控えているが、会の発行物はよくみておられる。『愛知同友会50年史』を感慨深く開けたこと、故人となった方々のお名前が続く(続きを読む>>

●2012年 7月 25日号

▼中同協第44回定時総会が岐阜同友会の設営のもとで開催されました。スローガンは「中小企業の活力と絆で復興を担い日本と地域の再生を創(つく)りだそう」。中小企業憲章の閣議決定から2年。東日本大震災から1年。この間に同友会の立ち位置は大きく変化してきました。その状況を踏まえて、私たちはこれから何を為すべきなのか。今総会はそれをあらためて問い直す良き機会となりました(続きを読む>>

●2012年 7月 15日号

▼決められない政治が続いて批判があるなか、事もあろうに消費税増税案が衆議院で可決された。デフレ不況下での増税は景気を一層悪化させる危険性が高いと言われる。中小企業にとっては消費税の転嫁がうまくできるか疑問が残る。「優越的地位の濫用」のしわ寄せが中小企業の経営を圧迫する恐れがあることを心配する(続きを読む>>

●2012年 7月 5日号

▼来る7月9日愛知同友会創立50周年記念式典が行われます。50周年を迎えるのは東京、大阪に次いで3番目。半世紀前「中小企業こそ日本経済の主人公」との高い使命感を持って創立された先駆者の皆さんに敬意を表したい(続きを読む>>

●2012年 6月 25日号

▼「道徳的な言葉でごまかすな」とは、私の出身支部の合い言葉でした。耳に優しく響く言葉は私たちの周りにもたくさんあります。「会社の維持発展」「人間尊重」「中小企業の役割と重要性」等々。でもこれらのことをどこまで真摯に受け止めて実践に結びつけているのか。それが今問われています(続きを読む>>

●2012年 6月 15日号

▼中小企業憲章が閣議決定して2年。6月を「中小企業憲章推進月間」として各同友会で憲章・条例推進のために特別企画が計画されている(続きを読む>>

●2012年 6月 5日号

▼“「中小企業憲章」ってご存じですか?”と呼びかける憲章推進ポスター。6月を「憲章推進月間」と銘打ってスタートした憲章推進の取り組みが、今全国一斉に花開こうとしています(続きを読む>>

●2012年 5月 25日号

▼「同友会って、ホントに大きなお節介運動だよね」という声をよく聞きます。典型的なのが経営指針づくりの運動。全くの無償なのに運営委員として積極的に関わっている。それだけでも驚きなのに、受講者に対して「そこまで言うか」という厳しい突っ込みをし、さらに受講者の会社に訪問までして関わっていく。そんなケースがいくらでもあります(続きを読む>>

●2012年 5月 15日号

▼ゴールデンウィークも終わり、世の中も通常業務に落ち着いてきた。昨年は東日本大震災の後で自粛ムードがあったが、今年は一変して海外、国内旅行も復活して多くの人たちがレジャーを楽しんだ(続きを読む>>

●2012年 5月 5日号

▼本紙の前号(4月25日号)1面トップに踊る見出し「秋田同友会が300名会員達成」の記事に感慨深く見入った方もおられたのではないでしょうか(続きを読む>>

●2012年 4月 25日号

▼「いかに順調に育つ環境をつくるか、そっちの方が大変」と、ある共同求人参加企業の人事担当者は頭を抱えていました。必ずしも人が育つ環境とは言えない社風を懸念してのこと(続きを読む>>

●2012年 4月 15日号

▼今年も全国の各企業に新入社員が入社して社会人としてのスタートを切った。フレッシュな若者の希望に満ちた気持ちを大切にし、次代を担う企業人として大きく成長してもらいたいものだ。そんな若者の陰に、大学は卒業したが未だ定職が決まらない人たちが20%近くいるという暗い現実がある。過去にヨーロッパの先進国で若者の就職難が起きていると聞いていたが、まさか日本で起きるとはという思いである(続きを読む>>

●2012年 4月 5日号

▼記録集東日本大震災『中小企業家の絆』(中同協東日本大震災復興対策本部発行)はもうお手元にありますでしょうか。3月8日、福島・郡山で開かれた第42回全研(中小企業問題全国研究集会)参加者配布を皮切りに、今全国に広がりつつあります(続きを読む>>

●2012年 3月 25日号

▼あの大震災から1年。「この復興にあたって、憲章が生かされていたら…」との声が多く聞かれます。遅々として進まず、被災地の中小企業に目を向けることのない復興の現状。本当にもどかしい思いがします(続きを読む>>

●2012年 3月 15日号

▼震災から1年、「強い絆のもと、われら断じて滅びず」の合言葉を発信し続けて福島での第42回全国研究集会が福島県郡山市で開催され無事終了した。当初予想を大幅に上回る1600名に迫る参加者が全国の津々浦々から参加。まことに同友会の底力がいかんなく発揮された歴史に残る全研であった。設営県の福島同友会の会員諸兄に感謝申し上げたい(続きを読む>>

●2012年 3月 5日号

▼東京の新たな名所として喧伝されているスカイツリー。そのほぼ真下に(株)片岡屏風店(片岡恭一社長、東京同友会墨田支部長)はあります。スカイツリーのお膝元墨田区は江戸の伝統工芸が息づく職人の町でもあります。同店は戦後すぐに創業し、現社長は2代目(続きを読む>>

●2012年 2月 25日号

▼「同友会って、政治に関わることは論議してはいけない会だと思ってました」という話を聞くことがあります。「政治的には中立」ということとの混同です。これは大きな誤解。存分に論議していく必要があります(続きを読む>>

●2012年 2月 15日号

▼大寒波が次々に襲い各地で豪雪に悩まされている。除雪作業中の事故や雪崩による惨事も頻発している。自然との戦いが当分続きそうである(続きを読む>>

●2012年 2月 5日号

▼一昨年6月閣議決定された中小企業憲章の意義をもっと広めなければなりません。東日本大震災の復旧・復興にあたっても「憲章の精神は生かされていない」というのが被災地の中小企業家の声。地域の人々の暮らしと経済が危機の時こそ「困っている中小企業を支え、どんな問題も中小企業の立場で考えていく」と宣言した憲章の真価が発揮されなければなりません(続きを読む>>

●2012年 1月 25日号

▼「いつの間にか時代の真ん中にいる」という感覚。同友会の仲間の多くがそれを感じてきています。東日本大震災からの復旧・復興でのめざましい活動や、憲章・条例への関わりは、私たちの立ち位置をさらに大きく変化させることとなりました(続きを読む>>

●2012年 1月 15日号

▼東日本大震災を始めとする自然災害の猛威にさらされた日本列島には大きな爪痕と数々の教訓が残された。人災とも思える福島原発事故による放射能汚染は未だ解決の糸口すら明確になっていない(続きを読む>>

●2012年 1月 5日号

▼2012年の新年をいかがお迎えでしょうか。昨年の3・11の重い課題を背負いつつも、雄々しく立ち向かう被災地の皆様に力不足をお詫びしつつ連帯のごあいさつを送ります(続きを読む>>

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