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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2016年

●2016年 12月 25日号

▼「会社って、大きくすれば良いというものではないでしょ?」という意見はよく伺います。おっしゃることはまさにその通り。小さくても本当に社会に必要とされている会社もたくさんあります。しかし、だからといって、自社が発展できる可能性を一切捨て去ってしまうのは考えもの。ましてや、発展させるための努力をしないことに対する自己弁護であったとしたら…(続きを読む >>

●2016年 12月 15日号

▼短い秋からあっと言う間に冬が到来した感がある。東京で11月に雪が降るのは54年ぶりとも。相変わらずの異常気象が日本列島を襲い続けている。福島沖の地震による津波も発生。事前の訓練により大きな被害が出なかったのは幸いであった。経営者は事業継続に向けたBCPに取り組むことが必要だ(続きを読む >>

●2016年 12月 5日号

▼「若者が育たない社会(会社)に未来はない」。日本の現実はどうでしょう

▼25歳未満の若者の非正規雇用率は4割強。就職先人気ランキング2年連続1位だった大手広告代理店が、ブラック企業の代名詞にもなりました。一方で就職先のランキングそのものの問題にも気づきます(続きを読む >>

●2016年 11月 25日号

▼「世紀の番狂わせ」とも言われる米国大統領選挙結果でした。次期大統領は、トランプ氏に決定。翌日の日経平均が1000円以上の暴落となったと思ったら、その翌日にはその分を戻すといった状況で、市場の方も不安と期待が交錯しています。支持率など米マスコミの報道とは真逆の結果を見るにつけても、私たちが学んできている「自分の頭で考える」ことの大切さを改めて感じます(続きを読む >>

●2016年 11月 15日号

▼異常気象が毎年起きている。地球温暖化による異変が徐々に進行しているようだ。COP21のパリ協定が発効し、低炭素社会から脱炭素社会への転換が世界の大きな潮流となっていくだろう(続きを読む >>

●2016年 11月 5日号

▼同友会の前身は「全日本中小企業協議会」(1947年設立)で、戦後の中小企業発展の道をさぐり、自主的な中小企業運動を展開しました。一方で運動において「中小企業独善主義」や「会議主義」、「技術偏重主義」が誤りであると指摘。『中同協30年史』を読んで、今に通じるこの3点にドキッとしました(続きを読む >>

●2016年 10月 25日号

▼「気がついたときには手遅れでした…」ということが無いようにしたいものです。いわゆるリスク管理。しかし、地震などの自然災害以外にも会社経営には限りなくたくさんのリスクがあるのに、十分な備えができていないのが普通です。企業の寿命30年説も不思議ではありません(続きを読む >>

●2016年 10月 15日号

▼10月に入っても真夏日が観測されるという異常気象が起きている。地球の温暖化はじわじわと自然現象の変化として目の前に現れてきた。東北や北海道にも次々に台風が上陸して大きな被害がでた。日本は自然災害との戦いの中で生きてきた歴史がある。災害は忘れた頃にやってくると言われるが油断大敵。災害対策には官民一体となって取り組む必要がある。国土強靭化対策の推進に期待したい(続きを読む >>

●2016年 10月 5日号

▼「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう。(中略)青春とは臆病さを退ける勇気、やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する」(サミュエル・ウルマン「青春」から)(続きを読む >>

●2016年 9月 25日号

▼「必ず『実践』につなげる!」という強い決意が出発点だったと思います。入会したときから例会での学びは、半端でなく大きかったのですが、気がついたら何も実践につながっていない。この機会損失の大きさは何としたことだろう、と気づいたのです(続きを読む >>

●2016年 9月 15日号

▼今年は8〜9月にかけて台風が次々に日本に上陸し、豪雨による河川の氾濫で多くの人々が被災された。自然災害の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。日本列島は地震と台風とは縁が切れない宿命の土地と言わざるを得ない。常に災害に備えることが求められる(続きを読む >>

●2016年 9月 5日号

▼「会員一人ひとりに毎回例会参加の誘いかけをする!?そこまで役員がやるんですか?」「うちではやってますよ。そのことでお互いの状況がわかるし、会員同士のつながりが強くなり、相談できる仲間が増えます」「10講座ある役員研修大学は1つでも休むと卒業できない、全国行事も2つ出席することが条件です。そのくらいしっかり学ばないと同友会のリーダーとしては不十分という感覚です」(続きを読む >>

●2016年 8月 25日号

▼「経営指針に取り組んで『少なくとも毎月到達点を確認している』会社の業績は明らかによい」と示したのはDOR特別調査。「10年間『経営指針に基づく経営』を続けた会社の点数は明らかによい」と示したのは、企業変革支援プログラム全国データ。ここまで明確になっているのですが…(続きを読む >>

●2016年 8月 15日号

▼全国各地で35度を超える猛暑日を観測。ついつい外出を控えてクーラーの効いた部屋に閉じこもりがちだ。加えて、リオオリンピックと全国高校野球の甲子園大会でテレビから離れられない人が多いようである。テレビの視聴率が上昇するので今年の電力供給が心配だ。真夏の停電騒ぎが起きないことを願う(続きを読む >>

●2016年 8月 5日号

▼世の中を騒がせている、スマートフォンのゲーム。人気のない公園がいつの間にか深夜まで賑わい、異様な活気に包まれています(続きを読む >>

●2016年 7月 25日号

▼「あんなに素晴らしい会社だったのに…」と言われながら消えていった得意先がたくさんあります。立派な経営者がいて、それぞれの部署を担当する幹部もそろっていたのに、結局は倒産・廃業に追い込まれていきました。なぜ?と当時は本当に疑問に感じていました(続きを読む >>

●2016年 7月 15日号

▼世界経済の不安定さが鮮明になってきた。予想に反しイギリスの国民投票の結果はEU離脱に決まった。しばらくはEU内での混乱が続くことになるか。このことが減速していた中国に追い打ちをかける危険性もある。アメリカだけが堅調かというとこれまたドル高になり景気に水を差す。グローバル化した経済は各国と密接に関係しているのでしばらくは不安定な情勢が続くだろう(続きを読む >>

●2016年 7月 5日号

▼「子どもが生まれるということは、社会的・文化的な『胎盤』に生まれるということで、胎盤を『境遇』と読み替えてもいい。そもそも子どもが持つ自然の活気を消してはいけない。自然が一番であり、自然の中でこそ人は学べるのです」(続きを読む >>

●2016年 6月 25日号

▼「何となく後ろめたいんですよね」と同友会会員の社会保険労務士さんが言います。ある例会でのグループ討論。いろんなセミナーとかで関わった方に、自分の事務所の仕事につながるような働きかけをすることへの逡巡(しゅんじゅん)です。「優しいし、心がきれいな方なんだな」とは思うのですが、何かが足りない気がします(続きを読む >>

●2016年 6月 15日号

▼安倍首相が消費増税延期を表明した。2014年11月には「再びの延期はない。そう断言します」と発言し衆議院を解散して総選挙を行った。ご承知のごとく自民公明の大勝。今回も参議院選挙を控え、選挙対策の方針転換ではと勘繰りたくもなる。消費税率引き上げは会内でも議論され、再び消費の停滞を招くことや複数税率の導入は事務負担が増え中小企業には傾斜的に重いものになる。消費税引き上げの凍結を政策要望していたことから良い方針転換と言うべきか(続きを読む >>

●2016年 6月 5日号

▼豊かに水をたたえた田の上を、翼を広げてトキが舞う。「トキの森公園」に行く途中、出会えた自然の中の1羽(続きを読む >>

●2016年 5月 25日号

▼「天は自ら助くる者を助く」という自助努力の精神は、同友会発足の時からの伝統。今も「自主・民主・連帯の精神」という形で会運営や企業づくりのさまざまな場面で息づいています。この「自助努力」の対極にあるものの1つが「他者依存」。仕事がうまくいかないのは「人のせい、周りのせい、会社のせい」としてしまうマインドです。労使を問わず、こうした傾向性はごく一般的に根強くありますので、相当な覚悟を持って自ら取り組まない限り払拭することは難しいようです(続きを読む >>

●2016年 5月 15日号

▼熊本地震が発生して1カ月が経過しようとしている。1000回を超える余震が続いている。自然の力の前には人智も為すすべもなしかと思わざるを得ない。被災後の復旧作業は困難を極め、いまだ避難生活を余儀なくされている人もいる。全国の同友仲間からは義援金が着々と集まっている。阪神・淡路大震災と東日本大震災の教訓を生かした復興を願っている(続きを読む >>

●2016年 5月 5日号

▼熊本地震から7日目の4月21日、「全国の同友仲間の熱い応援を背に、熊本同友会は前を向き、復興めざして頑張ります!」と熊本同友会から全同友会会員に向けてメッセージが発信されました(続きを読む >>

●2016年 4月 25日号

▼「経営指針に基づく経営」を同友会では呼びかけています。企業として求められる「社会性・人間性・科学性」のすべてをバランス良くレベルアップしていく上で、大変に大きな力になるはずです。ただ最近、この経営指針に取り組む以前の問題を抱えている会社が、一般的には結構多いことに気づきました(続きを読む >>

●2016年 4月 15日号

▼世界の政治、経済、社会が不安定化している。アメリカ大統領予備選の行方は? 頻発するテロ事件の対策は? ヨーロッパに押し寄せる難民問題は? さらには北朝鮮の核実験と連続するミサイルの発射、シリアの内紛とIS問題など、問題解決の糸口が見えない状況が続いている(続きを読む >>

●2016年 4月 5日号

▼桜並木にビジネススーツ姿の若者が見られる季節。今年の新入社員は就職活動のスケジュールが変更になるなど強風の吹く中でも体勢を立て直し、大学卒業予定者の就職内定率は上がり、目標地点に着地した「ドローン型」と言われています(続きを読む >>

●2016年 3月 25日号

▼3月10日、第4回東日本復興シンポジウムの初日、福島第一原発近くの帰還困難区域を視察している時に、赤石義博顧問(前中同協会長)の訃報を聞きました。目の前に広がっているのは5年前から時間の止まった街。この訃報は、赤石顧問からの最期のメッセージに違いないと思いました(続きを読む >>

●2016年 3月 15日号

▼あの歴史に残る東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の大事故から5年が経過した。復興も徐々に進んでいるようだがいまだに18万人以上の人たちが避難生活を余儀なくされている。中同協ではこの大災害を風化させないよう毎年3月に東日本大震災復興シンポジウムを行ってきた(続きを読む >>

●2016年 3月 5日号

▼「(1)組織は上から作るものではなく、必要があれば必然的にできる(2)同友会役員の協力(3)先輩同友会の意見を聞く…」(「婦人部発足と運営について」1988年)。これは中同協婦人部連絡会(90年発足。現「女性部連絡会」)を発足させることに尽力し、初代代表になった丹羽スミ子さん(故人)の覚書で、「丹羽さんを偲ぶ会」で配布された資料の1つでした。この内容は他の組織づくりにも生かせます(続きを読む >>

●2016年 2月 25日号

▼ここのところ、「覚醒剤」だとか「不倫」だとか、とにかく情けないようなニュースが飛び交っています。各界を代表する方々ですので、誠に嘆かわしい限り。こうしたニュースを見聞きするたびに「自他を貶(おとし)めるな!」というキーワードが頭に浮かびます。私自身が「同友会での最も大きな学びであり気づき」と位置づけるキーワードです(続きを読む >>

●2016年 2月 15日号

▼今年の年明けは株価の暴落と原油価格の低下、中国経済の減速や新興国の金融不安など、海外要因の変化から何とも不気味な情勢が続いている。同友会景況調査でも2016年1〜3月期は警戒感が強く出ていた。日銀のマイナス金利政策の影響も注意深く見守っていく必要がある。今年は波乱含みの年になりそうだ(続きを読む >>

●2016年 2月 5日号

▼「震災から5年〜100年後の未来への提案」をテーマに、3月10〜11日に中同協主催「東日本大震災復興シンポジウム」が開かれます。福島のいわきから、原発の横を通る視察を経て仙台で会合を行います(続きを読む >>

●2016年 1月 25日号

▼中同協が発行している『同友会運動の発展のために』という小冊子、ご存じですか? 中同協が発足して10年経ったとき、それまで総会議案書に載せていた同友会の理念問題や各同友会の組織・運営上の留意点を小冊子にまとめたもの(当初は「運動」ではなく「活動」としていました)。約5年ごとに改訂を重ね、各地で役員研修会や新入会員オリエンテーションで活用されてきました(続きを読む >>

●2016年 1月 15日号

▼国際的なテロ活動や中国経済の減速と軍事拡大の不安な動きを見ながら新しい年を迎えた。日本では2017年4月からの消費税10%への増税と軽減税率導入が決まった感がある。食料品を扱う中小企業にとっては経理処理に手間が増えることになる。政府は減少分の財源を明確にせず決めてしまった。「社会保障制度との一体改革」もどこかへ飛んでしまい政局がらみで決まってしまった(続きを読む >>

●2016年 1月 5日号

▼全国の会員数は7年連続で新たな峰を超え、ついに4万5000名の大台を突破する勢いです。東日本大震災時にも会勢は衰えず、企業づくりや地域づくりの運動が着実な成果を生んでいる証と言えるでしょう(続きを読む >>

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