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中小企業家しんぶん

私のしんぶん活用法

「増強の架け橋」として

静岡同友会
(有)カボスメディアワークス 代表取締役
田邉 元裕

 (2012.10.05号掲載)

 月3回発行される中小企業家しんぶんの情報は、非常に新鮮で有り難いもので、その効用をより実感したのは、やはり昨年3月11日の東日本大震災です。テレビや一般新聞ではなかなか報道されないような情報も、同友会のネットワークによってリアルな、各地域の生の声を得ることができました。

 商業主義のメディアでは報道されなくなる中でも、中小企業家しんぶんが被災地・企業情報を今も伝え続けている事は非常に重要であり、同友会のみならず、今後のメディアの在り方を問う大事な姿勢ではないかと感じています。

 地域経済の今を共有しあえるメディアを持っている私たちは恵まれています。しかし、日頃私たちが学んでいる通り、同友会は受け身であったり、格好をつけているだけでは本当の感動も学びもありません。

 全国だからと気取らず、より本音と生の情報を発信しあい「お互いがまるでそこにいるかのような臨場感」を共有したい!とも思います。経営者一人ひとりが表現力を学ぶ必要もあるでしょう。一行でも、一言でも、伝わる、つながる、心うごかすメディアの可能性を共に追求し、トライ&エラーを繰り返しながら共に参加・挑戦できる中小企業家しんぶんであってほしいと私は思います。

 しんぶんは事務局が作るんじゃない、会員一人ひとりがつくる、みんなのメディアなのだ!という意識にまで高められた時、この中小企業家しんぶんはドクドクと鼓動し、皆の心に届き力強い行動につながることでしょう。


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