今期400名達成へ、意欲高まる 一斉増強デー2日間で44名が入会【鹿児島】

同友会の良さを再確認した増強デー

 今年創立20周年の鹿児島同友会が、会員増強デーに取り組み、今期最高の338名になりました。今期内400名達成に向けて、会員一人ひとりの意欲が高まった今回の増強デーの様子を紹介します。

20年の節目に会員400名へ

 今年で創立20周年を迎える鹿児島同友会では、4月の総会で今期会員数400名達成を重点方針に掲げました。

 会員数300名をなかなか維持できない状況が続く中、20周年記念事業の一環として行う10月の経営フォーラムを会員拡大の中心に据え、具体的計画の策定を行い、8月の理事会で確認されました。

 まず、理事・役員はフォーラムに参加してもらうオブザーバーを5名ずつリストアップ。そこで鹿児島県内210社の中小企業経営者がリストアップされました。それに平行して動員活動を行い、同友会の活動に参加してもらい、よさを分かってもらってからの入会をめざしました。フォーラムを2週間前に控えた10月2日には決起大会を行い、全員で拡大の意志を再確認。10月17日の経営フォーラムでは、会員108名、オブザーバー100名が参加し、そのうち入会対象者のオブザーバーは60名を超えました。

2日間の増強デーで44名が入会

 フォーラム終了後の10月18~19日を会員増強デーに設定し、入会者100名獲得を目標に2人1組を基本に訪問活動を行いました。

 1日目は14名の理事・役員が参加し、フォーラムに参加した方を中心に入会を勧めました。午前中だけで入会者は13名を数え、順調な滑り出しを見せました。1社1社を丁寧に訪問し、まず相手の会社を取り巻く経営環境や経営課題に耳を傾け、同友会の活動内容や経営理念の大切さなどを説明。訪問した会員からは、「一生懸命説明することで自分自身も同友会のよさを再確認できた」、「やる前はつらいと思っていたけれど拡大は楽しい」などの声も聞かれました。

 1日目の入会者は19名。2日目は20名の理事・役員が参加し、1日目以上に気合を入れて臨みました。2日目はフォーラムに参加しなかった方を中心に訪問。午前中は8名の入会でしたが、会員一人ひとりが粘り強く訪問活動を続け、25名の入会者を獲得しました。

 目標の100名には届きませんでしたが、2日間で44名の新入会員を迎えることができ、会員数は今期最高の338名となりました。

1人1社の拡大で 全会員の運動に

 鹿児島同友会が会員増強デーとして一斉に行動するのは約10年ぶりのことです。役員が行動してみせることで会員拡大に広がりが生まれ、拡大ニュースを配信すると入会を勧めたい人がいるという電話が入るなど、一人ひとりの意欲の高まりが出てきました。

 この勢いを落とすことなく、11月には鹿児島市外での増強デーも設定され、今期内に400名を達成すべく会員増強活動は続いています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 11月 5日号から