20年ぶりの快挙!1日で36名入会【千葉】

200名増強運動に弾み 1歩踏み出し、大胆に入会訴え

 千葉同友会は10月23日、全県一斉増強デーを実施し、全体で54名が75社を訪問。1日で36名が入会し、加えて17名の入会約束・有望(入会の可能性が高い)という大きな成果を挙げました。

 当日は朝から山本克己増強担当常任理事、中村一良増強委員長が同友会事務所に詰め、各支部への電話入れや支部への訪問などで激励を行いました。

 午後一番で松戸支部から4名入会との連絡があり、夜には合計14名とのうれしい報告がありました。また八千代支部も朝から行動し、12名が入会という吉報が寄せられました。

 さらに成田支部では、午後から会員の飲食店に集合。支部長を先頭に10社訪問し、3名が入会しました。また、市川浦安支部は久々に増強デーを設定。午後には広浜泰久代表理事(中同協幹事長・中同協2010年5万名推進本部長)も参加して、8人の役員・事務局員が2人1組で10社を訪問しました。入会は3名で、約束・有望が5名となりました。

 そのほか、14支部のうち当日11支部が行動し、当日参加しなかった支部も一斉増強デーの前後で独自に行動デーを設定して動きました。

10数年ぶりの「増強決起集会」を開催

 千葉同友会は、今年度、各支部の自主目標の合計1207名という増強目標を掲げたものの、期首の4月1日会員数百5名から後退し、990名台に落ち込んでいました。

 このまま放置できないと増強委員会では、7月から10月にかけて200名の新たな仲間を迎える増強運動を提起。8月29日には10数年ぶりに「増強決起集会」を開催して盛り上げを図り、9月、10月の支部役員会で「本気になって増強目標をやりきろう 」と準備を開始する支部が出始め、この成果につながりました。

 この増強デーでの教訓は次の通りです。

入会候補者は無尽蔵

 (1)本年3月に、千葉同友会も制定に向けて積極的な役割を担ってきた先進的な中小企業振興条例ができたことなどをきっかけに、この間、行政や他の経済団体、地域金融機関との交流が広がっており、格段に千葉同友会に対する期待と信頼が高まり、会員増強のできる条件が広がってきていること。したがって、入会候補者は無尽蔵であり、足を一歩踏み出し大胆に訴えていけば、必ず成果に結びつくという確信を得たことです。

 (2)1人で動かず、組を作って動くことの大切さです。松戸支部では周到な準備を行い、ベテラン役員と新役員が2~3人でチームを作って行動。チームごとの目標を決め、ベテラン役員の経験と新役員の新鮮な感覚がうまくかみ合って成果につながりました。

 目標の200名増強運動の成果としては道半ばですが、千葉同友会では11月28日の経営研究集会(千葉県と共催)を控え、会外の経営者を最大限誘い、時期がずれても必ず目標を達成するよう決意を固めあっています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 11月 15日号から