初の首都圏同友会会員増強連絡会

4同友会の連携・協力強めよう

 12月18日、第1回首都圏同友会会員増強連絡会が埼玉で開かれ、埼玉、千葉、東京、神奈川の4同友会と中同協から20名が参加しました。

4都県相互の連携・協力強化のために

 連絡会を設置した目的は、4都県合計の企業数が全国の30%を占めていながら、4同友会の会員数の合計が全国の12%であるため、その役割にふさわしい同友会にしていこうというところにあります。そのために、3カ月に1回程度の間隔で連絡会を開き、会員増強活動の交流をはかり、相互の連携・協力を強化することになったものです。

4万名達成の教訓

 この日は、まず広浜泰久中同協5万名推進本部長が、4万名達成の教訓について報告しました。広浜氏は教訓として、第1に、地域や社会を私たちの手で変えることができるという確信を土台に、会員増強のムードが全国的に盛り上がってきていること、第2に、会員増強デーの取り組みが威力を発揮し、1つの同友会の成果が他の同友会に好影響を及ぼし広がっていること、第3に、増強デーに際して、近隣の同友会や中同協からの応援があり、良い刺激になったこと、第4に、大きく会員数を減らしている同友会がないこと、などをあげました。

 一方、会員増強の意義を議論している組織とそうでない組織では、会員増強の動きにはっきりとした差が表れており、今後の課題としています。

4同友会の会員増強活動報告

 その後、4同友会から会員増強についての活動報告が行われました。

【神奈川】
会員増強を訴えると最初のうちはいやな顔をされたが、最近ようやく支部に行ってもいやな顔をされなくなった。年末600名、年度末までには650名にしたい。

【埼玉】
来年埼玉で開かれる中同協総会までに、1100名にしたい。11月の増強デーは成功をおさめた。女性起業家を対象にした講座では、その場で7名が入会。行政など周りからの期待が追い風になって、増強の条件が広がっている。

【千葉】
“増強10カ条”、“増強訪問心得”などをつくり、増強に足をふみだしやすくしている。支部の幹事会では、10分間でも増強について話し合ってもらっている。他団体の経営革新セミナーに出て、地域の経営者はみんな悩んでいることがわかり、すべての経営者に入会を呼びかけたい。

【東京】
今年度2300名は達成したい。よい情報は人と人のつきあいの中からこそ得られる。同友会「3つの目的」の実現は1人では無理。増強は、増やした人も入会する人もいい情報を得られる。広大な3多摩支部で、新しい支部づくりが町田市で始まった。

首都圏が動き出し、全国を励まそう

 今後、入会対象者の相互紹介、増強ニュースの配信などとともに、来年2月26日に4同友会が一斉に会員増強デーを行うことになりました。首都圏が動き出すことで全国を励まそうと意気高く、初めての連絡会は幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 1月 15日号から